【JR山手線】どの駅が何区なのか調べてみた 山手線利用歴30年、私の考察

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東京23区の環状線・JR山手線。通勤や営業仕事でこの路線を利用して30年になります。

あるとき、池袋から浜松町に移動しようとして路線図を見ると、外回りは30分、内回りは31分。ほぼ半周ずつ。という感じです。

つい、乗り慣れている内回りホームに向かおうとして…とまれ。1分でも近い方で回らなくっちゃと、外回りホームに移動。

せっかく半周するならばと、それぞれの駅が何区なのか調べてみました。

紹介します。

山手線 どの駅が何区にあるのか?

池袋〜浜松町 外回り(北半分)だと
豊島区→北区→荒川区→台東区→千代田区→港区。

一方、内回り(南半分)だと
豊島区→新宿区→渋谷区→品川区→港区。

パワポにしてみました。

表にしてみました(全30駅)

千代田区(4駅)有楽町、東京、神田、秋葉原
港区(5駅)新橋、浜松町、田町、品川、高輪ゲートウェイ
品川区(3駅)大崎、五反田、目黒
渋谷区(4駅)恵比寿、渋谷、原宿、代々木
新宿区(3駅)新宿、新大久保、高田馬場
豊島区(5駅)目白、池袋、大塚、巣鴨、駒込
北区(1駅)田端
荒川区(2駅)日暮里、西日暮里
台東区(3駅)鶯谷、上野、御徒町

山手線 どの駅が何区にあるのか?で分かったこと

意外なことに、中央区が無い。
一番駅数が多いのが、豊島区。

また、駅名と区が合致していないケースもある。

  • 品川駅:品川区ではなく、港区
  • 目黒駅:目黒区ではなく、品川区

ところで、なんで”内と外”なんだろう?
これも調べてみました。

左側通行の国では、時計回りが外回り。反時計回りが内回り。

ふむふむ。なんとなく感覚的に分かります。

同じ半周でも、外回りと内回り。景色も混雑具合も色々に違っていて面白い。

全30駅アチコチ降りて記事を書いた

せっかくならばと、アチコチの駅に降りて記事を書きました。全30駅です。※東京駅から内回り順

東京駅(千代田区)東京鉄道網の大御所、全ての始まり駅ともいえる東京駅ですが、駅周辺の様子ではなく、駅舎落成の記念日にその姿を撮影して記事にしました。

神田駅(千代田区)都心の主要スポットに隣接しているけれど、江戸以前の文化や下町情緒も楽しめる町。オススメ4選スポット、西口商店街・神田明神・万世橋・かんだ やぶそばをご紹介します。

秋葉原駅(千代田区)電気街やサブカルチャーの賑わいで有名ですが、駅の反対側は神田川水運の歴史を受け取れる落ち着いた雰囲気もあり、動と静の対比が楽しめる町です。

御徒町(おかちまち)駅(台東区)「御徒」とは武士の身分の種類。御徒さんたちの組屋敷があったことより、命名された駅名。上野駅とは反対側の「アメヤ横丁(アメ横)」の入り口があったり、貴金属・ジュエリーの問屋街などユニークな文化も楽しめます。

上野駅(台東区)「公園口」を出たところに広がる「上野恩賜公園(上野公園)」のお花見や様々な美術館博物館。年の瀬の風物詩としてよく話題になる「アメヤ横丁(アメ横)」駅前周辺を存分に楽しめる町です。

鶯谷駅(台東区)山手線の中で最も1日の平均乗車客数が少ない駅。木造瓦屋根の駅舎も珍しい。他駅と比べてビジネス施設よりも歴史や文化の施設メインで楽しめるのも特徴的です。東京藝術大学の最寄り駅でもあり、上野の森に繋がる町散歩も楽しめます。

日暮里駅(荒川区)隣の西日暮里駅と同じく、下町情緒溢れる古刹や商店街が楽しめます。

西日暮里駅(荒川区)高輪ゲートウェイ駅に次いで2番目に新しい駅ですが、「道灌山」などの歴史と「谷根千(谷中・根津・千駄木)」へと繋がる下町情緒が楽しめる町です。

田端駅(北区)あるアンケートによると、山手線の中で「降りたことがない駅」の2番目、となっているようですが、明治の文士芸術家たちの足跡や、映画『天気の子』のロケ地を楽しむことのできる、趣深い町です。山手線の中で北区にある駅はこの1駅のみです。

駒込駅(豊島区)「ソメイヨシノ」発祥の地でもあり、六義園と旧古河庭園2つの名勝が楽しめる、自然と親しみながらの散歩にうってつけです。

巣鴨駅(豊島区)とげぬき地蔵尊とその周辺の商店街、定食屋さん(ときわ食堂)をぜひ楽しんでもらいたいです。

大塚駅(豊島区)東京都内で唯一残る路面電車「都電荒川線」への接続駅。リニューアルされた駅舎の一方で、路面電車が通り過ぎていく様子や、町全体の、のどかな雰囲気も味わうことができます。

池袋駅(豊島区)山手線屈指のターミナル駅のひとつ。乗降客数は新宿駅、渋谷駅に次ぐ世界第3位(1日あたり約260万人)、乗り換えできる私鉄(東武鉄道・西武鉄道・東京メトロ)は国内第1位。賑わっている駅前の様子だけでなく、周辺で楽しめる様々なスポットについてもご紹介しています。

目白駅(豊島区)大学、神社、庭園。様々な文化が楽しめる文京スポットです。

高田馬場駅(新宿区)早稲田大学のJR最寄駅であるとともに、神社や史跡などの名所も楽しめる。ユニークな駅名由来についても書いています。

新大久保駅(新宿区)駅西側は古くからある楽器店やアジア各国の民族料理店が軒を並べている。駅東側は韓国料理店や韓流グッズ店が連なるコリアン・タウンとして有名です。利便性向上のために施されていた駅改良工事が、2020年6月に完了しました。

新宿駅(新宿区)乗降客数世界一、都内屈指のターミナル駅。東口・南口・西口それぞれの特徴をご紹介しています。

代々木駅(渋谷区)新宿と原宿双方の賑やかな駅に囲まれていて、やや控え目な雰囲気もありますが、ピリリと存在感を感じさせてくれます。

原宿駅(渋谷区)2020年3月に東京都内最古の木造駅舎がリニューアルされました。ファッションの先端地だけでなく、明治神宮の最寄駅でもある。新旧併せ持つ文化を楽しめる町です。

渋谷駅(渋谷区)1日の平均乗降客数は約330万人と、JR新宿駅に次いで世界第2位を誇ります。2010年以降の再開発事業で新しくできた4つのビルと、対照的に歴史ある3つの神社に焦点をあててご紹介。2021年10月と2023年1月に数日間一部運休しての線路移設、ホーム一体化工事の様子もお伝えしています。

恵比寿駅(渋谷区)ヱビスビール発祥の地であり、隣の港区の賑わいも兼ね備えている。オシャレなお店も多いエリアです。

目黒駅(品川区)駅名とは異なり目黒区ではなくて品川区に所在。坂道と文化施設が楽しめて、落語の「目黒のさんま」でも有名な地。

五反田駅(品川区)レトロな雰囲気が漂っていましたが、駅周辺ビルのリニューアル計画が進んでいて、2023年以降の変化が楽しみ。秀逸グルメスポットが多いのもオススメポイントです。

大崎駅(品川区)五反田と品川の間にある小さな駅だったのが、再開発で高層ビルが立ち並ぶ街へと変貌を遂げています。

品川駅(港区)駅名のとおりの「品川区」ではなくて所在地は「港区」。江戸の昔に周辺が品川宿として栄えていた頃から、現在は各路線が乗り入れて近代ビルが立ち並ぶ、山手線南部のターミナル駅としての役割を担っています。

高輪ゲートウェイ駅(港区)2020年3月暫定開業の、山手線では30番目の駅。テクノロジーと自然の和。未来に向かっていくようなワクワクした空間です。

田町駅(港区)2020年に全開業となった駅前の複合ビル「ムスブ田町」と、江戸無血開城会談の地。新旧の文化が交差する地点です。

浜松町駅(港区)羽田空港へ直結する「東京モノレール」の始発駅でもあり、かつ、東京湾竹芝地区のターミナル駅でもあり、空と海の交通拠点ともいえます。

2019年以降大規模な再開発が展開されていて、この記事を書いている2020年8月時点でも、まだその最中ではありますが、今後の完成が未来への架け橋にもなりそうな、ますます楽しみなエリアです。

新橋駅(港区)日本の鉄道発祥の地でもあり、2022年で開業150周年となりました。銀座口・日比谷口・烏森口・汐留口4つの出口それぞれの様子が楽しめます。2022年3月にオープンした「エキナカフードホール」についてもご紹介。

有楽町駅(千代田区)隣の東京駅や、東京メトロ・銀座駅、日比谷駅とも隣接していて、さまざまなビル群が楽しめる町です。

【番外編】
「高輪ゲートウエイ駅」命名の由来になった江戸の史跡、高輪大木戸跡について。

2020年の緊急事態宣言、山手線の混雑はどう変化しているのか。激混みではない山手線が、これからの働き方改革へのベンチマークにもなるのかな?

山手線の発祥から最新まで。ぜひご一読をオススメしたい、2020年3月発刊の雑誌です。

乗り降り自由で楽しむならば「都区内パス」がオススメ

各駅に乗ったり降りたりと、自由に楽しむならば、東京23区内のJR普通列車(快速含む)の普通車自由席が乗り降り自由の「都区内パス」を利用するとよいです。

1日フリーで大人1枚760円 ※2021年9月現在

購入は各駅の自動券売機でできますが、Suicaを持っている場合は、券売機でSuicaに書き込みをして利用ができるので、フリーパス用のきっぷを別に購入しなくてもOK。

私は残念ながらPASMOしか持っておらず利用不可なのですが、Suicaをお持ちの場合はぜひご活用ください。詳しくはコチラ JR東日本 都区内パス

自動券売機の画面。まずは「おトクなきっぷ」を押す

Suicaに書き込みor紙のきっぷ、いずれかを選択

「きっぷ」を押す→次の画面の「都区内パス」を押す→紙のきっぷが出てくるので、それを各駅の自動改札機に通して乗り降りします。

ちなみに、山手線最長区間で切符だと270円(例 池袋→浜松町)最短区間は140円。
※ともに2021年9月現在
何回か乗り降りを繰り返すのならば、都区内パスがお得です。

最後にひとこと

山手線」とは?あらためて調べてみると…

  • 起点:品川、終点:田町(環状線なのに、起点終点があるのねー)
  • 駅数:30駅 ※2020年現在
  • 路線距離:34.5㎞

山手線にお世話になって、早30年。なんとも風情があります。

ちなみに、2021年時点で走行している車両が「E235系」走り去る後ろ姿の行き先表示板に、季節ごとの各月で変化するイラストがあしらわれています。

駅を出発してからしか見ることができないので、なかなか撮影できずにいましたが、10月のイラスト「ススキ」を収めることができました。

椿タンポポ菖蒲紫陽花
朝顔ひまわり野菊ススキ銀杏シクラメン
山手線後部 行き先表示板の花イラスト
1月から6月(上段)7月から12月(下段)

2024年3月には「桜ラッピング電車」が走行。窓の桜吹雪も風流でホッコリします。

山手線各駅の歴史的背景や特徴を解説してくれている、コチラの書もおススメです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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