通勤で30年お世話になっている山手線。好き勝手にそれぞれの駅を漫遊しています。
今回は品川(しながわ)駅。
江戸の頃には周辺が「東海道第一宿」として栄えた歴史から今に至る。
現在は近代ビルに囲まれ、山手線南部のターミナル駅となっています。
品川駅
所在地:東京都港区高輪三丁目26-7
駅名が「品川」なのに、所在地は品川区ではなく港区なのがオモシロイ。品川駅計画時点ではこの地域が「品川県」であったことから命名されたようです。
開業:1872(明治5)年。
線路は海岸線に沿って建設され、線路よりも東側は海(東京湾)だった。港南側の大部分は明治時代以降に埋め立てにより造成された土地である。日本初の鉄道として知られる新橋〜横浜間の正式開業は1872年(明治5年)であるが、これに先行して同年6月12日に品川〜横浜間で仮開業しており、乗務員の訓練が行われた。
(中略)
新橋駅よりも先に開業したことになり、桜木町駅とともに日本一古い鉄道駅の一つということになる。そのため、東海道本線ホームの発車メロディが『鉄道唱歌』となっている。
ーWikipediaより引用
「日本一古い鉄道駅の一つ」歴史の重みを感じます。
JR東海道本線、上野新宿ライン、横須賀線、山手線、京浜東北線、東海道新幹線。私鉄だと京浜急行電鉄。各線が乗り入れていて、駅舎はかなり大規模です。
品川駅周辺は商業施設やビルが立ち並ぶ
品川駅周辺は、商業施設や巨大なビルが立ち並んでいますが、駅ナカにある商業施設が「エキュート品川」
改札から出ずに買い物や食事ができることに、開業当初はビックリしたものです。
エキュートの先にある「中央改札」はつねに人でごった返している。
高輪口と港南口があります。
高輪口を出た正面に品川プリンスホテル、その奥に高輪プリンスホテルが立ち並んでいます。
ビル群は港南口方面でこの通路もつねに混雑。日中に撮影しましたが、通勤時間帯ともなると、人、また人です。
東海道新幹線の品川駅は、2003年10月に開業。
2004年3月には港南口駅ビル(JR品川イーストビル・アトレ品川)が開業。「アトレ品川」は専門店やレストランなどがたくさん入っています。
そして、港南口を出ると巨大なビル群がそびえ立つ。
各ビルには、さまざまな企業のオフィスがあり、レストラン街も充実しています。
1980年代の品川駅
個人的な話ですみませんが、私が新卒で入社した会社の研修で「コクヨ」のビルに行く機会があったのが、1980年代の品川駅。
その当時の港南口は「コクヨ」と「NTT」のビルくらいしかありませんでした。
その後、どんどん開発が進みビルが林立し人の往来も増えて。時の流れを感じます。
品川宿と品川神社
江戸の頃には東海道の宿場町として栄えていた品川。
その歴史跡については、JR品川駅からも徒歩20分ほどで行かれますが、京浜急行で品川から2駅目「新馬場(しんばんば)」駅周辺に望むことができます。
一方、新馬場駅を降りて国道の向こう側には「品川神社」東京十社の一つでもあり見事な景観です。
鳥居に施されている龍の彫刻。
創建は平安時代末期の文治3年(1187)、ご祭神は、天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)・宇賀之売命(うがのめのみこと)・素盞嗚尊(すさのおのみこと)
神楽殿もしつらえられています。
境内にある看板から、かつてこの地は農業も盛んであったことが窺い知れるのも興味深いものです。
品川駅近辺でランチを楽しむならば 「つばめグリルDELI」がオススメ
あまりにも多くのレストランがあって、品川駅近辺でランチを楽しむのにはどこがいいのだろう?悩んでしまいます。
私がオススメなのが、エキュート品川にある「つばめグリルDELI」のハンバーグ弁当。
つばめグリルといえば、アルミホイルに包まれた「つばめ風ハンブルグステーキ」が有名で、単品のテイクアウトもありますが、ご飯や付け合わせ野菜とともに楽しむのには、ハンバーグ弁当がよいです。
デミグラスソースのハンバーグと、お弁当ならではの「野菜のきんぴらとピクルス」が添えられていて、バランスよい。ご飯の真ん中にある梅干しもアクセント。
税込1,090円(2021年9月現在)ふっくらとしたご飯も嬉しい。
プラスのお惣菜もいくつかありますが、ナポリタンを合わせて購入しました。
昔ながらのナボリタンといった味わいが絶品。冷めても十分に美味しいです。税込420円(2021年9月現在)
駅周辺にあるビル群の休憩スポットで味わうもよし。新幹線の中で味わうもよし。持って帰って自宅で味わうもよし。
ぜひご賞味ください。
最後にひとこと
この記事を最初に書いた2018年時点で内回りの隣駅は「田町」で、アイキャッチ画像はその当時に撮影したものですが、その後「高輪ゲートウェイ」駅が2020年春に暫定開業(2024年に本開業予定)
品川駅とその周辺が、さらにどのような変化を遂げていくのかも楽しみです。
山手線一周、どの駅が何区にあるか?については、コチラをどうぞ。