軽井沢。長野県の佐久地域(北佐久郡)にあり、古くから避暑地・観光の町として親しまれています。
連休や夏休みともなると、大変な賑わい。
1998年2月の長野オリンピック開催に合わせて、1997年10月に新幹線が開通。東京駅から往復で約2時間強と日帰りでも十分楽しむことができて、とても便利になりました。
壮大な浅間山の景色や、風光明媚な湖や池。川のせせらぎ、木々の息吹や鳥のさえずり。大自然に囲まれてひたすら癒される。
私がオススメの過ごし方は、自転車を利用しての観光。
ご紹介します。
北陸新幹線で、東京駅から軽井沢駅まで片道約1時間
車で行くと、周辺の広域な観光もさまざまできてよいのですが、なにしろ休日は都内高速からして大渋滞。軽井沢エリアにおいても、主要道路である国道18号線がまるで「駐車場」のような状況。
なので私はもっぱら"新幹線派"です。
東京駅から軽井沢駅まで片道約1時間。
開通当初は「長野新幹線」という名称でしたが、2015年に金沢駅まで開通したことを機に「北陸新幹線」という統一名となりました。
主要時間帯は1時間に2本程度(ピーク時間帯は3本程度)運行されていてありがたい。
今回は「はくたか557号」で出発しました。
東京駅で"のぞみとお隣さん"のところをパシャリ。つぶらな瞳でなかなか可愛い顔してる(笑)
東京駅9時32分発→軽井沢駅10時34分着。
改札を出たところの左手壁に、明治時代に別荘用の家具として作り始められたという「軽井沢彫」の銘板があります。
訪れたときに都内は22℃くらいありましたが、軽井沢はやはり涼しい。
標高1000メートル前後あり、年平均気温は7.8℃、札幌の平均気温(8.5℃)よりも低いそうでビックリです。
午前中は旧軽井沢エリアへ
レンタサイクル
日帰り旅行を目いっぱい楽しむのには、レンタサイクルが便利。
主要な観光スポットの多い、旧軽井沢〜中軽井沢周辺を自転車で回ります。
駅直下のレンタサイクル屋さん
レンタル料金は、1,500円/日 ※2020年9月現在
終日貸し(朝~17時くらいまで)以外にも、3時間、半日(4時間)貸し…などもありますが、100〜200円程度しか変わらないのと、結果延長利用になってしまうとかえって高くついたりしがちなので、終日を選択するのがオススメ。
どこのお店でも、ほぼ料金は変わらない…といった印象です。
離山通り
私が訪れたのは平日だったこともあり「軽井沢銀座」へとまっすぐ伸びているメインストリート(離山通り)はかなり空いていました。休日ともなると、人も車もミッシリなことが多い。
雲場池(くもばいけ)
まずは、駅から自転車で約10分の「雲場池」へ。
上流にあるホテル敷地内の湧水「御膳水」を源とする小川(雲場川)をせき止めて造った人造湖。
リニューアルされた木材を使っての池の淵と、水面に映る樹木が爽やか。
万平ホテル
お次は雲場池から「軽井沢銀座」を挟んで反対側に向かい、「万平ホテル」へ。自転車で5分ほどです。
江戸後期から旅籠を生業としていた「亀屋」の九代目、佐藤万平氏が明治以降、西洋からのゲストをおもてなしするために、1894年に開業したホテル。
クラシカルな雰囲気と重厚さが漂っていて心落ち着く場所。ホテル内でとくに何をするわけでなくとも、つい訪れたくなります。
お土産にホテル特性のフルーツケーキを買って帰りました。クルミなどの木の実たっぷり、甘さ控え目で美味しい。
旧軽井沢周辺、その他のスポット
今回は行けませんでしたが、その他、「聖パウロカトリック教会」「軽井沢ショー記念礼拝堂」などのスポットが周辺にあります。
ランチは「炭火焼鳥こみやま」の数量限定焼鳥丼
お店がたくさん並んでいて賑やかな、旧軽井沢中心にある「軽井沢銀座」
レストランも和洋中なんでも揃って美味しいお店が軒を並べています。しかし、かなりの混雑なので、もう少し足を延ばしたところにある、炭火焼鳥「こみやま」さんが私のお気に入り。
軽井沢銀座から「三笠ホテル通り」沿いを進んだほど近くにあるのですが、とても静かで落ち着いた雰囲気がうれしい。
以前訪れたときに偶然見つけることができて、以降はいつもここでランチをいただいています。残念ながら2022年9月時点では17時以降の営業に変更となってしまいましたが、今後はディナータイムに訪れたいです。
自転車でひとっ走り後のビールが美味い!
数量限定焼鳥丼。今回はあと二食で完売、滑り込みセーフ。
炭火でじっくり炙られた三種の焼鳥にしっかり絡まったタレがご飯との相性抜群。付け合わせの和え物や具だくさんのトン汁も美味しい。
1食税込みで1,400円です。※2020年9月現在
午後からはハルニレテラスへ
午後からは中軽井沢エリアまで足を延ばしてみる。レンタサイクルショップの店員さんがマップにマーキングしてくれました。
「しなの鉄道」で軽井沢駅から一駅先の中軽井沢までは、自転車で片道約5キロ強。漕ぎがいがあります。
ちなみに自転車利用でないときはこの鉄道を利用。軽井沢駅から中軽井沢駅までは5分。ただし本数が少ないので事前に「乗り換え案内」などで時刻をチェックしておくことをオススメします。(中軽井沢駅から観光スポットの「星野エリア」までは徒歩20分)
星野エリア
自転車を漕いで40分ほどで、中軽井沢観光の”ハブ”ともいえる「星野エリア」に到着。
総合リゾート企業として発展されている「星野リゾート」発祥の地。
佐久の地で生糸業を営んでいた星野国次氏(初代経営者)が、別荘地として発展し始めたばかりの軽井沢に温泉が保養の重要な要素になると考え、1904年に星野温泉の掘削をされたことがそのルーツだそうです。
「湯川」の清流に寄り添うように自生しているハルニレ(春楡)の木立を生かしながら、各建物を広いウッドデッキでつないだ「ハルニレテラス」
クラフトショップやお土産屋さん、ギャラリー、コーヒーショップ、レストランなどが並ぶ。
湯川の清流が眼下に広がっていて和みます。
ここから歩いていけるその他のスポットとしては、結婚式で人気のある「軽井沢高原教会」や、「石の教会 内村鑑三記念堂」、日帰り温泉の「星野温泉トンボの湯」などがあり、半日だけでは物足りないくらい充実しています。
途中緩やかな上り坂やデコボコ道もあり、往復1時間強。自転車でこんなに爆走したのは久しぶりです。
夕方からはアウトレットに立ち寄り後、帰途につく
夕方になってさらに気温も下がり、なおかつ雨もパラついてきちゃった。自転車を返却し、駅の反対側にあるアウトレットモール「軽井沢ショッピングプラザ」に立ち寄りました。
レディス&メンズ&キッズファッションを始め、シューズ&バッグ、スポーツ&アウトドアグッズ、生活雑貨、ペット用品や長野県近隣名産のお土産店など。約240店舗のさまざまなショップが展開されています。※2020年9月現在
午後から雨天となったこともあり空いていました。何を買うのでもなく、ぶらぶらとウインドーショッピングも楽しい。
帰りの新幹線まで少し時間があったので、フードコートでちょっと休憩してから駅のホームに向かいました。
まとめ
軽井沢日帰り旅行、新緑の季節である5月~、避暑を楽しめる7~8月、紅葉を楽しめる10〜11月ごろ…が特におススメです。よろしければぜひお出かけください。
【交通】
北陸新幹線で東京駅から軽井沢駅まで片道約1時間。
通常運賃は大人一名片道5,820円(乗車券2,640円+指定席特急券3,180円。混雑時期、特に帰りは自由席だと座れないことが多いので指定席がオススメです)
※2020年9月現在
【サイクリング】
サイクリング利用で、旧軽井沢~中軽井沢の主要スポットを十分に楽しめます。駅近くにレンタサイクルショップも多くありますが、一日料金で1,500円。
※ショップにより若干価格の差があります。2020年9月現在
【メモ】
都内との気温差がかなりあるので事前のお天気チェックや、寒暖の差に合わせてのジャケットやマフラー、手袋などの用意があると助かります。
バス利用で、白糸の滝や万座温泉などのさらに遠方の観光名所まで行くこともできますが、本数が少ないのと渋滞に左右されやすいのでご注意を。
軽井沢観光協会のホームページもご参考に。
最後にひとこと
自転車で約30km弱&徒歩で17,000歩あまり。よく漕いでよく歩いた。
筋肉痛防止には、就寝前に「マグネシウムオイル」でのマッサージが欠かせません。
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