初出版本『女性管理職が悩んだ時に読む本』刊行から1年となりました。
無名の一般人な私が著者になって良かったこと、大変だったこと。
私と同じように商業出版を目指している人に参考にしてもらえたらと、この記事を書きます。
著者になって良かったこと 3つのポイント
まずは、良かったことから。ポイントを3つにまとめます。
- 会社員としてだけじゃない、自分自身の生涯で目指すべき在り方を見つけられた
- 続けること、コツコツとやっていることが真に大切だと思えた
- 著者としての周囲からの新たな信頼を得られた
さらに詳しくお伝えします。
会社員としてだけじゃない、自分自身の生涯で目指すべき在り方を見つけられた
私の本業は企業の管理職、会社員です。誇りをもってこれまでもやってきていますし、何ら揺るぎもありません。
とはいえ、会社員にはやがて退くべき時期が訪れますから、未来永劫約束されたポジションでは無い。
人生100年生き切るって目標の元、生涯で目指すべき在り方とは?と自問自答してみて「これまでの経験を後世に伝えること」と、烏滸がましいですが思い至ったのです。
ではどう実現すれば良いのだろう…つまり、書物にすることがその答えに他ならない。
ありがたいことに、拙著の版元(日本能率協会マネジメントセンター)さんからチャンスをいただきました。
続けること、コツコツとやっていることが真に大切だと思えた
では実際に、著者になることを一朝一夕で果たせたかと言いますと、全くそうではありません。
元々は人生の壁に直面して何とか乗り越えたいという切なる思いに端を発して「ブログで情報発信する」ことに一筋の光を見出したことが出発点でした。
それまでの私はSNSも何一つやっておらず、ヒタスラ家と会社を往復をしているだけの人生でしたが、学びの師匠に出会って、とにかく発信を続けることを志してブログも開設して。
最初は下手くそなことばかりでしたが、諦めずにやってきたら…やがてその集大成として本を著すことができたのです。
ありきたりな言い方ですみませんが「続ける」「コツコツ」が真に大切なのだとあらためて実感しています。
著者としての周囲からの新たな信頼を得られた
そうして、初出版を果たせて以降は、会社勤務だけでは出会えない、さまざまな人たちとご縁をもらうことも叶って、周囲から「著者」としての新たな信頼を得ることもできました。
手前味噌ですみませんが、Googleで「女性管理職 いくみ」と検索窓に入れてエンターを押すと、このように「作家」と表示されることがとても嬉しいです。
著者になって大変だったこと
次に、大変だったこと
この点はもうね、ポイント1つに尽きます。
それは【自分の本を世の中により広めていくための活動】つまり、販促です。
私のような無名の新人著者の場合、当然、黙っていても本が売れるワケではありません。著者自らが販促活動をガチっていかないことにはままなりません。
刊行前から周知活動が大切だと先輩著者さんから教えてもらっていたものの、原稿を仕上げることにいっぱいいっぱいで、ほとんど手付かず。
刊行後にとにかく、自分が思いつく限りのありとあらゆる行動を取りました。
- 出版記念講演会の開催
- Amazonキャンペーン
- Facebook、X、TikTok、Instagramでの日々発信(投稿だけでなくLIVEも含む)
- メルマガ、LINE公式での定期的な発信
- ラジオやYouTubeなど、主催者からオファーをいただいたものに全て出演
- イベントで出会った人たちとの交流で、お互いに拡散し合う
- お世話になった人たちへの献本
- メディアへのプレスリリース提出
- 拙著にいただいた感想(SNSやAmazonレビュー)を一つ一つブログで紹介
…etc.
これは、刊行から1年経った今でも、ずーーっと続けています。
なのですが、残念ながらいわゆる「重版」には及んでいなくって、何とかここを乗り越えて版元さんにも恩返ししたい、重版しなかったら著者として終わり、みたいな…日々プレッシャーと戦っているのが、正直いちばん大変です。
最後にひとこと
ここまで、著者になって良かったこと、大変だったことをお伝えしてきました。
著者目線の内容となってしまい、すみませんが、その点はさておき。
「読者さんに貢献すること」「必要としてくれる読者さんにより多く届けること」が最も大切で、そのために著者として出来得ることを一生懸命にやっていきたい。
あらためて心しています。