休暇をなかなか取らない部下さん 積極的に休んでもらうには?

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こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。

2024年のゴールデンウイーク、カレンダー上では4月30日から5月2日までは平日。我が勤務先も出勤日でした。

とはいえ、各部署のマネージャーたちは「有給取得促進日」と称して、可能なら皆に休みを取ってもらように呼び掛けているものの。

我が部下さんたち、なかなか休暇を取らなくて…どうしたら良いでしょう?
その理由や対策について解説します。

月末月初、なのが理由?

例えばこの時期だと、月末の締め処理や月初の準備があるので、それぞれ受け持ちの業務をチャチャっと終えてしまいたい、という気持ちはよくわかります。

部下さんたちに「せっかくのゴールデンウイークだから、有給も足して連休増やしてね~~」と呼びかけるものの

・締め処理を後回しにすると、連休明けが凄いことになるのがイヤ(物理的には、会社全体の締め日をこのタイミングではずらして設定しているから、後回しにしたって良いのですが)

・月初の準備もなるべく前倒しで進めたい

…etc.

責任感溢れる日頃の取り組みには頭が下がるばかりですが、仕事を休むのって、なんかしらを後回しにしたとしても、心身リフレッシュのために大事なことです。

混雑が嫌、なのが理由?

そう伝えてみると今度は

・この時期、どこ行くのも混雑しているし、休暇取って出かけようという気にもならず

・普段より通勤電車が空いてて快適

などと別の理由が返ってきます。

まず、上司が休みを取ってみんなに追随してもらおう。とやってみるものの(実際、私は休暇を取っていました)効果なし。

日本人気質というか文化というか「率先して休みを取る」というのが、なんとなく「周りに気兼ねする」みたいな感覚っておそらくあるんですよね。

プライベートも大切にしてほしい

2019年には労働基準法改正してまで「全ての企業において、従業員の年5日有給休暇取得義務化」と国をあげて取り組んでいますが、今度はなんとか5日間取るけれど、それで終わり…みたいになってしまったり。

私もかつてはそうでした。

でもね。プライベートでやりたいことがドンドン増えてきたこともあって、もうここ数年は有給休暇をたくさん活用しています。

もちろん、部下さんたちにだって大切にしているプライベートがそれぞれあるでしょうが、なんとなく後回しになりがちなのかなぁ。

「人生100年、仕事優先だけでなくて、プライベートも大切にしてね。私も思いっきりのリフレッシュが仕事にも役に立っているよ」

そんな話も伝えてみた後、しばらくして部下さんから「すみません!◯◯日に推しのライブがあって休みます」…などと報告あると嬉しくなります。

気兼ねなく休暇を取るために、そもそも取り組むべきこと

ただもっと根本で取り組まなければならないこと、あるんですよね。

それは「誰がいつ休んだとしても、他の誰でもが、その業務を受け持つことのできる仕組み作り」

これ、全然できていないです。

ある部下さんが休んだ場合、その受け持ち業務で急ぎのことがあれば周囲が代わりに対応をしますが、当たり前的に誰もが対ができて、休む人も心置きなくリフレッシュができる。

そのためにはまず、業務を「人由来に固定」するのではなく、定期的にローテーションしていくことも大切。

今すぐに取り組むのはなかなか難しいですが、今後の目標に取り入れて、部下さんたちが休暇を謳歌できるような部署となれるよう努めていきたい。

この記事を書いてあらためて心しています。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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