「リーダーを降りたい」部下さんから相談されたときの対処法 事例を交えてお伝えします

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こんにちは。女性管理職15年の ねーさん(@nesan_blogger)です。

我が勤務先チームのリーダー。半年ほど前に「リーダーやらせてください」と立候補してくれ、張り切ってチームをまとめてくれていました。

ところが、最近になって「リーダーを降りたい」と訴え出てきます。

こんな相談があったときに、上司はどう対処すればよいか?
私の取り組みを、事例を交えてご紹介します。

「リーダーを降りたい」と言われたら

とにかく話を聴くしかありません。このように言われたときの、話を聴く順番については以下のとおりに進めます。

ココがポイント
  1. なぜ、そう思のか?を聴く
  2. リーダーを降りて、何をやりたいのか?を聴く
  3. リーダーを降りて、その後チームがどうなれると思うか?を聴く
  4. 自分でやりたいと思ったことをあきらめることに、後悔はないのか?を聴く

時々、4.や3.を先に聴きだしてしまおうとする上司がいますが、これだと、責めているように受け止められがちなので避けたほうがいいです。

本人だって、張り切っていたことをあきらめるのは、なにか辛いことをかかえているからに違いありません。
まずはそこから聴き始めること。ひととおり本人が話し終わるまでは、こちらから切り出さないようにします。

なぜ、そう思うのか?

まず最初にその理由を教えてもらいます。

ちなみに、私と彼女との間には、グループを統括しているマネージャーが居て、そのマネージャーが彼女の直属の上司です。
当初はもちろん、マネージャーに直接相談していたようですが、うまくいかなかったとのことで、私のところに相談にきました。

・新しく始まったプロジェクトに色々難しさがあって、なかなかスムーズに進まないこと

・マネージャーに相談しても、適切なアドバイスがもらえないこと

・うまく進まないことで、メンバーが自分のことを悪く言っている(みたいに思う)こと

仕事上の悩みというのは、コミュニケーションの点であることが多い。

本人の話が終わった後、私から切り出します。

できる限りニュートラルに。

→このプロジェクトは大変だよね。いろいろお疲れ様です。ひとつひとつ解決できて前に進んでいると思うよ

→マネージャーとのやりとりに、いろいろ行き違いがあるみたいだね。マネージャーもあなたを応援したいという気持ちに変わりはないよ

→メンバーからの悪口?私の耳には聞こえてこないし、みんなあなたについて行こうと一生懸命やっているよ

そんな対話を進めてみるも、
「もう無理なんです」「このままだと身体を壊しかねないです」

体調の話になってしまったら、もうそれ以上無理に推し進めることはできません。

リーダーを降りて何がやりたいのか?

わかった。健康第一にしてもらわないとね。
リーダー降りて、では何がやりたいと思うの?次に聴いてみます。

「いちプレーヤーとして業務を粛々とこなすことに徹したいです。」

なるほど。でも、リーダーじゃなくても、あなたはみんなの先輩でもあるから、後輩たちから頼られるだろうし、マネージャーとこれからも対話が必要。

何か変わるのかな?

「とにかく、リーダーじゃなければ、なんとかなるんです」

やや、客観性に欠ける意見ですが…感情面での問題もあるのでしょう。

リーダーを降りて、チームはどう変われるか?

メンバーもあなたについていくと決めてくれていたから、いきなり「いちメンバーに戻りました」ってなったら、みんなどうなっちゃうかな?うまく切り替えてくれるかな?

今度は、本人からの見え方じゃなくて、チームからの見え方について、意見を聴きます。

「たぶん、切り替えてくれると思います」
これはもう、本人の希望的観測も入っている。

よっぽどつらいのかもしれない。

ただ、メンバーにどう説明して理解してもらって、彼女の抜けた穴をどう埋めるのかは、すぐにはアイディアがでません。

まずは、マネージャーにその部分をカバーしてもらうことになるだろうけれど、ただでさえ多忙なマネージャー。
今度は、こっちのほうが心配になってきます。

後悔はないのか?

さらに対話を重ねてみると、「これまでも私、人に教えたり上に立ったりするのは、とても苦手だったんです」

えーっ…私の心の声がささやきます。
おいおい、それならなんでリーダーに立候補したのかしら?

ま、さておき。

「それでもチームをなんとか盛り上げていきたいと思って、リーダーやらせてくださいってお願いしました」

それはありがとう。 せっかくやってみたのだから、あきらめずに、ここで苦手だったことをクリアするっていう計画はどう?
自分の箱から出てみる、っていう考え方もあるよ。降りちゃって後悔はしないかな?

「やらせてもらったことは今後の糧にしたいです。でも、もう無理なんです」

またしても「無理宣言」

彼女のこれからの成長のためには、ここを頑張って乗り越えてほしいものだと親心からは切に願うのですが、仕方ないです。

最後にひとこと

リーダーのなり手に悩んでいるのは、どこの企業も同じかもしれません。

本人が立候補してくれるのがありがたくて、チャレンジしてもらったのですが、残念ながらうまくいきませんでした。

心意気だけでなくて、キャラクター的な面も含めて。
本当にリーダーに向いているのか?任命する前に熟考する必要がある…というのが今回の私の反省でもあります。

ただ、このリーダーがしばらく経ったのちにもう一度チャレンジしたい、と言ってきたときは、
再びそれを後押ししようとも思っています。

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この記事を書いた人

ねーさん

ねーさん

女性管理職/100年ライフブロガー

30年以上会社勤務と子育てをしながら、40歳で正社員復活し、現在は一部上場企業で管理職。定年を間近に控えてこのままで良いのかと悩み、様々な学びと、出会った師匠たちに救われる。この経験により「今後の100年ライフを楽しく過ごし、同じような人を一人でも増やしたい」というビジョンのもとブログで情報発信中。

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