ツベコベ言わずにさっさとやれ!は、今は昔? 押し付けに意味はない

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こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。

私が部下さんとのコミュニケーションで最も大切にしているのが「寄り添い」
1人ずつの個性を尊重して、事業目標に沿って共に歩んでいくことです。

当ブログでも、その他SNSや動画でも、この点かなり徹しているのですが、私の発信を見た知人からコメントをもらいました。

「いくみさんは優しいなぁ。自分だったら『ツベコベ言わずにさっさとやれ!』一喝です。今の若い人達には通じないのだろうか…。」

”そんな時代もあったよね~”歌のセリフじゃありませんが、これって「今は昔」なのでしょうか?

ツベコベ言わずにさっさとやれ、は単なる思い込み

まずは一言。

知人のセリフ「ツベコベ言わずにさっさとやれ!」は時代のせいではなく、単なる勝手な思い込みです。

この知人を悪く言うつもりは決してありませんが、確かに以前はそんな上司がいたことでしょう。
もしかしたら、それが「カッコイイ上司の姿」として、部下さんたちからもてはやされたのかもしれません。

とはいえ。

以前の若者が、現代の若者(例えば、Z世代)に比べて、感度が異なっていたのか?と言うならば、私の考えはNOです。

指導すべきは仕事上の技術

たまたま上司の圧が多かったとしても、パワハラという感覚ではなく「そんなもんだ」という感覚を持っていた、ただ、それだけ。

上司と部下と言えども、お互いにそれぞれ1人ずつの考えや生き方を持っている大人同士なのですから、一方が片方を押し付けるべきではないし、指導すべきは仕事上の技術であって、人間性にまで言及することではありません。

人が行動するには、それなりに理由が必要。行動できないことだっておんなじです。

加えて、自分ができていることが、他人にも全く同じようにできるとは限りませんし、逆もまた然り。
ここを蔑ろにしてまで強引に「やれ」と言われたところで、仕方なく行動することはできるかもしれませんが、それでおしまい、何の実にもならないです。

もっとも大切なのは、押し付けではないこと

知人が「優しい」と言ってくれたことは嬉しいですが、優しいとかそうでないとかじゃなく、人と人が関わってお互いに力を発揮していくために何が大切なのか?

色々な失敗を繰り返しながらも私が辿り着いた答え、それが「寄り添い」

ですから。

昔は「さっさとやれ!」が通じていたのに、今は通じない…つまり”今は昔”ではなくって、もともと大切なのは押し付けることではないのだ、ということ。

時代変われど、人の気持ちは普遍なのです。

最後にひとこと

パワハラ的なことが昨今でも色々起こっていると耳にします。

「ツベコベ言わずにさっさとやれ!」は私の価値観の中では、かなりパワハラです。
もし、あなたが上司だったとして、こんなフレーズをしばしば発しているようならば。

その言葉で部下さんのモチベを下げている、それだけでなく、自分自身が損していることに気付いてくださいね。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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