こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
我が部署の業務に、ある意味重大なリスク局面が発生しました。短時間でその対処法を決断する必要があって、私が選択したのは「部下さんを信じる」
時間がない時の判断とは?
具体例を交えて解説します。
部下さんからの相談に我が耳を疑う
「いくみさん。もしかしたら◯◯の事態が発生しそうで…シミュレーションしてみたところ、かなりその可能性が濃厚になってきたのです」
え?
第一声を聞いた時、この部下さんには申し訳ないのですが、我が耳を疑ってしまいました。
なぜならば、私がシミュレーションしていた状況では、その予測とは大幅に異なっていたからです。
詳細は端折らせてもらいますが、前書きでもお伝えしたとおり、コレかなり重大な局面。
相談をくれた部下さんは、まだこの業務に不慣れだったこともあり「そんなはずはないでしょう」と、つい、切り返しそうになりましたが、グッと堪えます。
切り返すよりも信頼で時間を優先
待てよ。
自分のシミュレーションが絶対と言い切れないし、この部下さん不慣れとはいえ、そもそもの全体知識や経験は豊富ゆえ、ご本人の経験則やマニュアルやいろんなものを駆使した上での相談事に他なりません。
説明を聞いて趣旨は理解するものの、なかなか腑に落ちずに、さらに色々な数値を試算してもらったり、前任の先輩に確認してもらったり。
それでも、彼女の想定を翻すものは何もなく、やはり、当初の相談通りです。
もしそのとおりならば、対処をかなり急いで行わなければならず(この記事を書いている時点で、残り4日までの実施が必須)
部下さんのシミュレーションが正しいのか、そうでないのか?答え合わせをしている時間もありませんし、ここで私が最も大切だと考えたのが「部下さんを信じる」ということ。
切り返すよりも信頼で時間を優先することにしました。
対処実施、その後の結果は成り行き任せで良い
大急ぎで必要な段取りを整え、そして、えいや!っと対処実施です。
実際の結果が異なっていたとしても、この分野に詳しい人に聞いてリカバー法があることも確認しましたので、あとは成り行きに任せれば良し。
何よりも、勇気を持って相談してきてくれた部下さんの、心底ホッとした様子を見て嬉しくなりました。
判断することはもちろんですが、それが仮に正しくなかったとしても責任を担うのも上司の役割。
それならば、部下さんを疑うよりも信じよう。
リスク局面を迎えて、私自身かなりドキドキしっぱなしでしたが、こう決めたことに揺るぎはありません。
最後にひとこと
今回の対応後、私に残された任務は関係各所への報告。
この点もなかなかにややこしいことしきりですが、そんなことはどうでもよくて、今後ともおそらくこの部下さん、モチベーション上げて業務に臨んでくれるでしょう。
信頼すること、そして、その通りに上司が行動することが最も大切なのです。