こんにちは。女性管理職15年の いくみ(@nesan_blogger)です。
上司として部下さんへ声がけする際に、このワードは使ってはいけない。
自分の経験から気づいた「NGワード3選」と、代わりにどう言えばよいのについて。
ご紹介します。
「なんで、できないの?」
まずは「なんで、できないの?」です。
こういうふうにしてみたい。だけどうまくいかない。仕事をしているとそんなことはしょっちゅうあって、本人だって自問自答の日々です。
だから、追い討ちをかけるように「なんで、できないの?」って上司から言われてしまったら、成す術も無い。
解らないから悶々と悩んでいるのに…それはないだろうって、絶望しかねません。
代わりに「こうしてみたら、どうだろう?」って、責めるモードでなくアドバイスモードだったら、素直に聞く耳が持てるものです。
他人と比べられること
次に、「○□さんはできているのに(あなたはできていない)」「○□さんは優秀だよね」などと、他人と比べられることです。
部下さん一人一人の状況は異なるし、スマートにできている人もいれば、そうでない人もいて、一律で語るべきではありません。
でもつい、できている人のことを「良き良き」と思ってしまいがち。
他人と比べられて、できていないと言われることほど辛いことはありません。
代わりに「あなたにはこういういいところがあるけれど、さらにここを頑張ってみるといいよ」
その「ここを頑張る」ってところが、できている人のことを頭の中に思い描きつつ伝えることでもよくって。
比べるというのは、部下さんに対して言葉にせずとも、自分の考えのなかで試してみればよいのです。
「だから、そうなっちゃうんだよね」
3つ目は、部下さんの思考グセやキャラを指摘して「だから、そうなっちゃうんだよね」ってあたかも評論家の如く述べられること。
自分が上司から言われて、とても辛かったことを思い出します。
私ってかなり楽天家で、リスクを回避しようと用心深く立ち回ったり、「ここが拙かった」と省みることがとても苦手です。
簡単に言ってしまうと「なるようになるさ」ってな思考。
うまくいかないことだって、もちろんあります。
そんなときに「ねーさんの気質だから、そうなっちゃうんだよね」「『なるようになるさ、わーい』って共感できないわ」って言われてしまいました。
仕方ないじゃないの。持って生まれた性格なのだから。
代わりに「わーい!じゃないときが、たまにはあっていいんじゃないかなぁ」って言われたら、そっか、いつものパターンをちょっと変えてみようって前向きに思えるものです。
最後にひとこと
あらためて「3選」について書いてみたら、共通して言えることは「責めるのではなく、そのひとの良さを認めつつ、提案やアドバイスをしてみる」
これが、NGワードを回避する方法ではないかと気付きました。
上司と部下、役職上は上下関係にある場合だって、人と人とのコミュニケーションだから。
相手を思いやる気持ちが大切なんです。