こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
とある日の帰り道。勤務先ビルの最寄り駅に着く途中で、後ろから声を掛けられて振り向くと
「いくみさん!お疲れさまです」
元部下さんと嬉しいバッタリ再会。自分が異動してからのご本人の苦労と今後の幸せに、あらためて想いを馳せました。
解説します。
一緒に仕事をしていた頃が、走馬灯のように蘇る
実は、振り向いてそのお顔を見たとき、一瞬誰かわからなかった…なぜならば、私が彼女の上司だった頃はコロナ禍の真っ只中で、ご本人のマスク姿しか印象になかったから。
「◯◇です」名乗ってくれて、元部下さんだとやっと気づきました。
「あ!◯◇さん、お疲れさまです。お久しぶりです。」
再び彼女の顔を見て名前を呼びかけたとき、以前一緒に仕事をしていて色々大変だったことが、走馬灯のように蘇ってきたのです。
彼女はリーダーではありませんでしたが、チームの中心メンバー。
業務の難易度が高くて、相当繁忙な、かつ、重要なプロジェクトの一つに従事してくれていました。
バッタリ再会で交わした、短い会話
もうね、一難去ってまた一難の連続。
私はほぼ見守ることしかできませんでしたが、本当に彼女には苦労をかけてしまった。今は少し落ち着いたのだろうか…と様子を聞こうと思っていたところ
「私、つい最近異動したんです。あれからさらに色々あって…」
その”色々”の詳しいことは聴くことが叶いませんでしたが、風の便りに上司の退職やメンバーのメンタル休職や様々な出来事が起こってしまったことを聞いていました。
そっか。大変だったね。
「今は全然違うプロジェクトで、一から出直しです」
前部署のまた別のチームですが、業務の分野は同じ。
その点は変わらないのだということに、少し安堵の気持ちを感じて返事をすると
「だって私、これしか取り柄がないもので」そっと微笑んだその姿に、さらに”彼女の万感の想い”を受け取って心が痛みます。
今部下さんも、過去部下さんも、全員が可愛い子供
もう、関係のない元上司だから、何か直接的な相談に乗ってあげることはできませんが、こうして、わざわざ呼び止めてくれて近況を教えてくれたことは、とてもありがたい。
管理職になって19年、これまで200人以上の部下さんたちと共に過ごしてきましたが、私にとっては全員が可愛い子供のようなものです。
すでに転職してもう会う術も無い人たちも多いですが、同じ会社に居て、またこうして出会えること。
そして、今回の素敵なバッタリをくれた元部下さんが、今後はさらに幸多かれことを願って止みません。
最後にひとこと
「新しいチーム、覚えることもたくさんで大変だろうけれど、応援してるね。」
別れ際にエールを送りましたが、しばらく彼女のことが心配…
陰ながら今後も見守っていきます。