こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
職場には様々な個性の人たちがいますが、私が「ここポイント」と密かに思っていることがあって、それは「一見感じのいい人が実はそうでなかったりする」
もしかしたら勝手な考えかもしれずすみませんが、結構あるんです。
特に印象に残っている出来事もお伝えしつつ、解説します。
いつも笑顔で感じのいい人、ところが…
以前の職場で、いつも笑顔を絶やさず、廊下でスレ違う度に元気な声でお疲れ様です!と声を掛けてくれる人がいました。
仮にCさんと呼びます。
とは言っても、同じ部署で仕事をしたことはなく、たまたま「部門間交流」のような場で一緒になったことが縁。
「感じのいい人だなぁ」と好感を持っていたのですが、後輩がCさんの部署に異動することになって、しばらく経った頃に言います。
「あの笑顔に騙されちゃぁいけませんよぉ。かなり厄介な人なんです」
は?後輩、何言ってるんだろ。
だってCさん、常にニコニコ&挨拶も欠かさず、ネガティブな印象はこれっぽっちもありませんでしたから。
ただ、信頼している後輩でもあったので、全く当てずっぽうなことじゃないのかもしれないし…なんとなく気にはなっていました。
実際に近くで仕事をすることになったら違和感
それから数年後。
後輩はまた別の部署に異動していきましたが、今度は私がCさんの近くで仕事をすることになったのです。
相変わらずニコニコ。変わりないものの、あれ?と思うことがしばしばあって
例えば
「これが規則ですから」と言い張るのだけれど、いやいや、全然規則とは違うから。なんでその主張?
育児休業から復職したばかりのメンバーに向かって「お子さんが病気になったときの対策、できてます?」と詰問調で訊ねたり
そして、自分の依頼事は結構押し通そうとする割には、人からの依頼事はスルーすることもしばしば。
簡単に言うと「上から目線」「自分ファースト」なのです。
こうした様子を実際に自分が目の当たりにして、後輩が言っていた「やっかいな人」というのも頷くことしきり。
最初の印象がとても良かったから、尚更違和感です。
逆もまた、アリ
もちろん「一見感じのいい人」が全部が全部決してCさんのようなワケではないでしょうが、他の事例でも実感することがあって。
それは「ニコニコして感じのいい部下さん」の何人かが、プロジェクトの途中なのにもかかわらずゴリ押しで転職していってしまい、決して「スムーズな辞め方」ではなかったり、問題事が起きた時に態度が急変したり…etc.
逆に。
とっつきづらそうだったり、無愛想だったり「一見感じのよろしくない人」が実は、とても一生懸命で粘り強く頑張ることや、周囲への気配りを欠かさないことなど、ある意味”いいサプライズ”をもたらしてくれたりもします。
人は見かけでは判断してはいけない…と申しますが、こうした経験から「最初の印象だけで判断しないこと」を心がけるようになりました。
最後にひとこと
余談ですが、ある時期に仕えることとなった某上司。
めちゃくちゃ弁が立ってちょっと威圧的で、かなり苦手意識を持っていたのですが、困っていたことがあって相談しに行ったら
「いくみさん。遠慮せずにこれからも頼ってくださいね。私ができることがあれば何なりと」と優しい言葉を掛けてくれるじゃないですか!
自分が上司の立場ではなく、部下の立場の際に「人は見かけによらず」ってこと、つい失念しがちで反省です。