納期を守るのは何故大事なのか? そして、なかなか出来ない部下さんへの対処法

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こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。

仕事をしていく中で、基本的かつ大事な一つが「納期を守る」ということ。私自身はこの点できる限り心がけていますが、部下さんの中にはココなかなか出来ないタイプもいて。

そんなときの対処法、具体例も交えて解説します。

なぜ、納期を守ることが大切なのか?

会社仕事において「納期」とは多様な意味合いを持ちますが、この記事では以下の観点に定めます。

  • クライアントさんやベンダーさんから要望された回答期限
  • 社内における各事項で定められている対応期限

では、なぜ納期を守ることが大切なのか?ある意味当たり前ですが、あらためてお伝えしますと

自分が行うべきの後に、他者が取り組むべき事象がある、つまり、後工程が待っているということです。

もし自身で最終工程を受け持っているのでしたら多少緩くても良いかもしれませんが、多くは必ず後工程とそこに関わる人たちが存在するもの。

納期を守るということは、次に控えている人たちへの気遣いでもあるのです。

納期をなかなか守れない部下さんの事例

次に、部下さんがなかなかこれが出来ない場合について。私が経験した事例をお伝えします。

とある部下さん、仮にAさんと呼びます。

言葉が悪くてすみませんが「納期破りの常習犯」

もちろん、対外事項(クライアントさんやベンダーさん)への回答期限は守っています。一方で、社内事項への回答期限はことごとく督促されること三昧。

それを待っている、つまり後工程の関係者から、上司である私のところにもSOSが来ることしょっちゅうで、本人にその都度リマインドしなければなりません。

なんで、そうなの?と聞いてみると。

「優先順位をつけてやっているんです」との答え。さらに聞いてみると「社外は最優先、社内は後回し」ってな考え方が見え隠れします。

社外だろうが社内だろうが、後工程への気遣いがすべて

このAさん、チームリーダーを任せているのでかなり多忙なのはわかります。

でもね。その「優先順位」の考え方、おかしいから。

社外事項は売上とか業績に直結する一方で、社内事項は「なんだか面倒臭い、売上に関係ないこと」という点もあるでしょう。

とはいえ、そこで線引きするべきではありません。

繰り返しになりますが、大事なのは後工程をまかなう人たちへの気遣い。そして、物事を溜めようとすればするほど、この点も疎かになってしまいがちなのです。

Aさんに伝えました。

社内事項はさほど複雑で時間を要するものが多くないのだから、さっさとソコ片付けてからじっくりと本質(社外事項)に集中すれば良い。

その際には「わかりました」と返事は来るものの、残念ながらその後改善の兆しが見えません。

納期守りがなかなか出来ない部下さんへの対処法

Aさん、この事象が続いていることから社内の評価が芳しくなくて。
業務スキルは決して低くなくて、むしろ、かなりプロフェッショナリティに溢れているんです。

でも、前段落でお伝えしたように「優先順位をつけてやっている」というのが本人の主張、噛み合わず…

そこで私があらためて伝えたこと。

「Aさん、損してるよ。せっかく秀でた業務スキルを持っているのに”納期破り”と社内から評されているの、勿体なさすぎ」

すると、どこか思うところあったようで「すみません、今後気を付けます」と返ってきました。

最後にひとこと

とはいえ。

その後「納期守り」を心がけてくれるものの、しばらく経つとまた、元の木阿弥。

部下さんが周囲から良くない評価を受けてしまうのは、もちろん私自身も本意ではありませんから、粘り強く「後工程への気遣いを忘れないでね」「あなたは損してるから」と伝え続けるしかないのかもしれません。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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