こんにちは。女性管理職18年&著者デビュー間近の いくみ(@nesan_blogger)です。
初出版本『女性管理職が悩んんだ時に読む本』見本誌が出来上がりました。
出版企画から始まって、本が世に送り出される過程について。
今後、商業出版を目指している人に参考になればと、この記事を書きます。
商業出版に至るまでって、どんな過程?
まずは、過程の概略についてお伝えします。
タイムラインは、版元さんの状況や書籍を出すべき適切な時期などによって一律ではありませんが、私の場合はこんな感じです。
- 著者が企画書を出す(2022年7月。参加している学び塾での出版コンペ)
- 編集者さんが目に留めてくれて、企画の進行(2022年7月〜9月)
- 版元さんの出版会議で議決される(2022年10月)
- 出版予定時期の策定(2023年4月を想定)
- 企画が通ったら、ひたすら原稿書き(2022年10月〜12月)
- 原稿確定(2023年1月)
- 組版:版元さんにて書籍レイアウトを作る作業(2023年2月)
- 組版を元に、編集者さんと著者での校正(2023年2月〜3月)
- 何度かの校正を経て確定(2023年4月)
- その間に、本のデザインや著者プロフィールなどの外観整備(2023年3月〜4月)
- 全ての作業を終えた後に印刷(2023年4月)
- 見本誌出来上がりとともに、印刷作業の本格進行(2023年4月)
- 出版取次から書店へ(2023年4月)
- 刊行。書店に並ぶ(2023年4月)
企画が通ってからかなり短い期間での対応となりましたが、拙著をお届けしたい読者さんにとっては、多くの企業での期初めともなる4月という時期感がかなり重要で、編集者さんからのこうしたアドバイスに納得。
なので、相当頑張りました。
著者本人だけでなく、様々な立場の人たちによる協業。
それぞれのプロフェッショナルが、たくさんの時間や労力をかけて作り上げて初めて完遂できるのだから。著者本人がガチ真剣勝負で臨まないことには成り立ちません。
見本誌を手にして、あらためて関係各位への感謝の想いでいっぱいです。
著者は、書いたら終わりではない
次に、著者が原稿を書いてこれらの過程を終えてその後のことについて。
昨今、「本が売れない時代」に陥ってしまっていると聞きます。
インターネットで手軽に情報が入手できるから、わざわざ本を買わなくたって事足りる。確かにそれも一理あるでしょう。
だからこそ。
自分の経験や想いや伝えたいことや。心血注いで世の中の役に立ちたいと志した一冊の本。
著者自身がしっかりと「必要な人に届ける」役割を担わなければならないのです。
つまり、著者自らが販促に努めること。
では、どうすれば良いかと言いますと、学びの師匠や先輩著者さんが取り組んでいることを、ひたすらモデリング。
具体的には以下のような点です。
- SNS、ブログ、メルマガ等、自分のメディアでひたすら発信
- 出版記念講演会の開催とランディングページの作成
- 情報発信している仲間のイベントに参加、自著のインフォメーションができる機会があれば恩恵に預かる
- その他、必要としてくれていそうな相手(企業、自治体、雑誌など)へのコンタクト
お恥ずかしながら、もう、なりふり構わず。何でもかんでもアプローチ。
会社員37年の私にとっては、自社サービスの営業は当たり前ですが、お恥ずかしながら「自分個人の営業活動」は初めてで試行錯誤の連続です。
また、ここで大事なのは自分の主張ではなく他者貢献を心がけること。
よく言われるのがテイカーではなくギバーになる。コレ、大事です。
メンタリティのスイッチ切り替えを楽しもう
前段落でも書きましたとおり「自分個人を売る」実際やってみたら、かなりハードル高し。
要因はメンタリティの切り替えです。
私の社会人人生の大半が企業人。それはそれで全然OKですし、企業人としての誇りもあるからこそ、これまで続けてこられました。
でもね。
著者としても歩んでいくことを決めたのは他ならぬ自分だから。
企業人と著者。メンタリティのスイッチ切り替えを楽しめば良いのです。
最後にひとこと
この記事を書いている現在、私は61歳ですが、この年になって経験したことのない劇的な日々を歩むとは想像していませんでした(笑)
人生って、面白い。
あらためて実感しています。