こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。
部下さんと今後のキャリアについて話し合う機会が多くあります。
管理職を志そうとしている人、そうでない人、様々なタイプがいますが、最近対話をした部下さんからのコメントに感動。
彼女は「管理職を志しています」とキッパリ。
ご紹介します。
部下さんが「女性管理職」を目指した理由とは?
我が勤務先は、ヘルスケアに専門特化した事業が中心となっていて、ある分野の資格保持者が多く存在しています。
詳しくは端折らせてもらいますが、今回紹介する部下さんは、そうした資格を持っていない方。
もちろん、どんなバックグラウンドであっても活躍の場が与えられていて、彼女も業務全体を牽引したり、経験の浅いメンバーをしっかり教育支援することにとても長けています。
現在はリーダーをやっていて、管理職の一歩手前。
「資格の無い私がこれからも長く働き続けてやりがいを追求していくのには、上に立つことを目指すのがいちばんだと思って。」
その姿はとっても凛としていて素敵です。
劣等感をバネにして、志しを生む
「素晴らしい!応援していますよ。私も資格持ってないうちの1人だし」と返すと、かなりビックリされました。
「えーーーっ?いくみさん、てっきり有資格者だと思っていました。違うんですね」
なんだか嬉しい勘違い。
資格を持っているとかそうでないとか、本質としては関係ないし、頑張ればいくらでもチャンスって訪れるから。
もしかしたら、「私は有資格者ではない」という、最初の時点では本人にとって劣等感からの出発もあったかもしれないけれど、それをバネに自分ならではの目標を見つけて邁進していく。
実は、私も「マイナスからの出発」ってことが多くありました。
私の劣等感三昧
新卒で就職した時は「女性は数年働いたら寿退社ね」というのが当たり前の世の中だったり。
子供が生まれて働き続けたいと思った時に「残業できないのはちょっと…」と暗に「あなたにお願いする仕事はない」的に言われてしまったり。
それでも非正規雇用でなんとか仕事を繋いできて、正社員に復活したいと願ったときに「その年齢(当時、40歳でした)で転職は厳しい」と人材紹介会社から宣言されてしまったり。
その都度「何くそー!」(言葉が下世話ですみません)と悔しすぎる経験をしたことが、全てバネになりました。
あ。
部下さんの志しをお伝えするつもりが、最後は自分ネタになってしまいました(笑)
ある調査によると、男性より女性の方が「できるだけ長く仕事を続けたい」と答えた割合が多かった。との報告を目にしたことがありますが、
この部下さんの今後のながーーい活躍を、これからも見守っていきます。
最後にひとこと
女性管理職の割合をさらに増やしていこうとの動きが盛んになってきている昨今。
1人でも多くの女性たちにぜひ、チャレンジしてほしい。
そのために自分ができること、伝えられることを私自身も頑張ろう。
部下さんの姿を見て、あらためて心しました。