通勤で30年お世話になっている山手線。好き勝手にそれぞれの駅を漫遊しています。
今回は新宿(しんじゅく)駅。
東京都新宿区・渋谷区にまたがって所在していて、JRだけでなく、京王電鉄・小田急電鉄・東京メトロ・都営地下鉄の駅ともなっている。
乗降客数が世界一多く、ギネス世界記録にも認定されています。
東口、南口、西口、それぞれの出口で異なる文化が面白い。
ご紹介します。
新宿駅
所在地:東京都新宿区新宿三丁目38−1
1885年に日本鉄道により現在の山手線が開業したのが当駅の始まり。
東京市(当時)の郊外として周辺は田畑が広がっている閑散とした環境。利用客は少なかったようですが、1923年の関東大震災をきっかけに、地盤が比較的強い新宿や東京西部の郊外に人口がシフトし、発展を遂げていきました。
駅そのものや周辺の町並みがあまりにも広大過ぎて、お伝えしたいこともたくさんありますが、この記事ではとくに東口、南口、西口それぞれの様子をご案内します。
とにかく出口が多いのもこの駅の特徴です。
新宿駅東口
東口駅舎の外観。
通りに出ると、新宿の特徴ともいえる様々な商業施設を楽しむことができます。
新宿高野
「タカノフルーツパーラー」の本拠である「新宿高野」の本店。
2021年1月現在、フルーツパーラーは5階部分、ギフトのコーナーは地下部分にシフトしていて、地上1〜3階はスポーツショップ「UNDER ARMOUR BRAND HOUSE 新宿」となっています。
紀伊国屋書店新宿本店
「高野」の向かい側にあるのが「紀伊國屋新宿本店」1927年(昭和2年)創業、国内有数の老舗書店です。
ビックロ ユニクロ
さらにしばらく歩いたところには「ビックロ ユニクロ新宿東口店」
ビックカメラとユニクロのコラボショップです。
伊勢丹新宿店
通りをさらに進んでいくと、百貨店「伊勢丹新宿店」
ファッションからフードまで、様々に個性的なショップが入っていて、1日中いても楽しめるスポット。新宿ショッピングでは欠かせないお店。
レトロな外観も趣深いです。
花園神社
伊勢丹から程なく近いところにある、花園神社
徳川家康公が江戸に入った1590年にはすで存在していて、大和国吉野山よりの勧請と伝えられています。その後、当地の鎮守として祭られるようになったそうです。
毎年11月の「酉の市」で賑わうことでも知られています。
なお、東口は歓楽街「歌舞伎町」や、「新宿三丁目」にもつながっています。
新宿駅南口
再び駅東口に戻って南方向に切り返すと、南口へと移動できます。
再開発で2020年につながった通路。
反対側から見るとこんな感じ。
南口側には「甲州街道」が渡っていて通りの向こう側には「NEWoMan新宿」の高層ビルが見えます。
南口の駅舎。
新宿駅周辺で私が最もオススメのレストラン「サザンタワーダイニング バル」も南口にあります。詳しくは別記事で書いているのでご覧ください。
新宿駅西口
西口のメインは別の鉄道会社「小田急電鉄」の駅舎となっていて、JRのターミナルは地下部分にあります。
やはり2020年の再開発で、それまでかなり煩雑であった通路も随分スッキリしました。
工事はまだ進行中です。
西口の特徴といえば、新宿副都心の高層ビル。国内高層ビル群の草分けともいえます。
新宿御苑
日本有数のターミナル駅で規模や周辺建物、どれもダイナミックな新宿駅ですが、ちょっと足を延ばすと自然の風景にも出会うことができます。
南口から徒歩10分ほどのところにある新宿御苑は、広さ58.3ヘクタール、周囲3.5km。都心近くにあるとは思えない広大な庭園。
江戸時代に信州高遠藩主、内藤氏の屋敷があったこの地。皇室の庭園として造られたものが戦後国民公園となり、一般に開放されました。
イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園、日本庭園が組み合わせられていて、日本における近代西洋庭園の名園といわれています。
最後にひとこと
今の新宿駅の様子からは想像もつかないほど、開業時はのどかな田園風景の町だったようですが、新宿駅周辺を散策したいな…というときに。
この記事がご参考になれば幸いです。
山手線一周、どの駅が何区にあるか?については、コチラをどうぞ。