山手線 駒込駅(東京都豊島区)歩いて遊ぶスポット ソメイヨシノ発祥の地 六義園と旧古河庭園、2つの名勝公園が楽しめる町

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通勤で30年お世話になっている山手線。好き勝手にそれぞれの駅を漫遊しています。

今回は駒込(こまごめ)駅。

駅を挟んで文京区方面に行くと、六義園(りくぎえん)、反対側の北区方面に行くと、旧古河庭園。

駅の所在地は豊島区なので、これらの三区にまたがって2つの名勝公園が楽しめる町。

ご紹介します。

駒込駅

所在地:東京都豊島区駒込二丁目1-1

1910年(明治43年)11月15日:開業。山手線所属の駅で、発祥以来貨物営業はなく、旅客営業のみの駅とのこと。

周辺一体はもともと「染井村(そめいむら)」と称されていて、その名のとおり「ソメイヨシノ」発祥の地。

この桜は江戸時代のおわりから明治時代にかけて駒込の植木屋が売り出したもので、奈良吉野山の山桜と区別するため、地名である染井(駒込の大字)を冠して「ソメイヨシノ」と呼ばれるようになりました。
ー豊島区ウェブページより引用

山手線の発車メロディは"さくらさくら"駅の看板にも桜があしらわれています。

山手線唯一の踏切「第二中里踏切」が駅近くにあります。

さて、この駅周辺最大の見所「六義園」と「旧古河庭園」へとご案内を進めていきます。

六義(りくぎ)園

駒込駅の改札口を出て道路の向かい側に、六義園の「染井門」がありますが、普段は閉門されていて入れません。
正門まで行くのには道路沿いを歩いて、徒歩7分ほど。

「駒込橋」交差点を界に、豊島区から文京区に変わります。

しばらく直進すると、「ファミリーマート」の角に看板が見えてくる。ここを右折します。

程なく正門が見えてくる。

入ってすぐにチケット売り場があります。
六義園のみの入園料だと大人300円ですが、旧古河庭園とのペア「園結び」チケットがお得です(400円)
※2021年2月現在、紅葉シーズンは事前に整理券取得が必要な場合あり。

入り口近辺の様子。

1695年に、五代将軍徳川綱吉の側用人柳沢吉保が綱吉から賜った地に下屋敷を造り、そこに造成した庭園である。
御殿を六義館、庭園を六義園と称した。『詩経』の六義(りくぎ)から園名が名付けられている。江戸初期に完成した桂離宮の庭園の様式を採用した回遊式築山泉水庭園である。
―文京区 ウェブページより引用

庭園へと進んでいくと、真ん中に大きな池があります。

私が訪れたのは2月初旬でしたが、松の木には雪吊りがしてあります。

紅白の梅の花が咲き始めていました。

池の対岸には茶店があって、和菓子と抹茶をいただけます。散歩の途中で一息つくのにうってつけ。

一周の距離を事務所の方に訊ねてみたのですが、すぐには判明せず。池の周囲は大人の足で徒歩30分程、外周は40分程とのことでした。

所在地 東京都文京区本駒込6-16-3
開園面積 87,809.41㎡
開園時間 午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)
※イベント開催時には時間延長の場合もあり
※2021年3月現在、新型コロナウイルス感染防止対策のため臨時休園中
休園日 年末年始(12月29日〜1月1日)
無料公開日 みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
庭園ガイド(無料) 土曜日、日曜日、祝日 午前11時と午後2時の1日2回
お問い合わせ先 六義園サービスセンター 03-3941-2222
ウェブページ(文京区のページ) 六義園

旧古河庭園

六義園を出て駒込駅方向に戻り、さらに駅を超えて「旧古河庭園」に向かいます。

通りの向こう側に見える駒込駅の駅舎。モダンなデザインです。

しばらくすると、北区に変わります。

駒込駅から徒歩12分ほど。「旧古河庭園」の入り口に着きました。

武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。
この庭園はもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、次男が古河家の養子になったのち、古河家の所有となりました。

数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在で、伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例となっています。
―東京都公園協会 ウェブページより引用

六義園で購入した「園結びチケット」を提示すれば入園できます。入って右手すぐが石造りの洋館。

たくさんのバラ花壇に囲まれています。冬場はまだこんな状態ですが、5月〜6月、10月〜11月は、各種バラの花を楽しめるようです。

洋館の奥に広がる日本庭園。池の水面にビルが映っているのは、都内施設ならではかもしれません。

滝の景色も楽しめます。

所在地 東京都北区西ヶ原1-27-39
開園面積 30,780.86㎡
開園時間 午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)
※イベント開催時には時間延長の場合もあり
※2021年3月現在、新型コロナウイルス感染防止対策のため臨時休園中
休園日 年末年始(12月29日〜1月1日)
※施設管理の都合上、例年12月〜2月に3日ほど午後休園日あり
無料公開日 みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
庭園ガイド(無料) 土曜日、日曜日、祝日 午前11時と午後2時の1日2回
お問い合わせ先 旧古河庭園 サービスセンター 03-3910-0394
ウェブページ(東京都公園協会のページ) 旧古河庭園

駒込駅周辺の食事処

散歩をしてお腹が空いたとき。今回は訪れる機会がなく終わってしまいましたが、立ち寄ってみたいお店もご紹介します。

六義園方面に向かう途中、駒込駅からほど近いところにある、蕎麦処「小松庵総本家  駒込本店

2階のテラス席からは、六義園の景色が望めるようです。

大正から受け継ぐ伝統の「江戸前手打ち蕎麦」をメインに、フレンチやイタリアンといった「洋のエッセンス」も融合した、様々なお食事がいただけるお店。

ランチもディナーもぜひ訪れてみたいです。

一方、旧古河庭園に向かう途中のやはり駒込駅から程近くにある「ときわ食堂 駒込店
平成26(2014)年にオープンした、まだ新しい店舗です。

シーフードメインの定食が絶品。
ときわ食堂は巣鴨に本店があります。よろしければコチラの記事もどうぞ。

最後にひとこと

東京都23区内・山手線圏内にも、自然が多く残る名勝があるものです。
今までほとんど降りたことのない駒込駅でしたが、あらためて訪れてみて、散歩を楽しむことができました。

お出かけのご参考になれば幸いです。

山手線一周、どの駅が何区にあるか?について。合わせてコチラの記事もお読みください。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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