通勤で30年お世話になっている山手線。好き勝手にそれぞれの駅を漫遊しています。
今回は新大久保(しんおおくぼ)駅。
駅西側は古くからある楽器店やアジア各国の民族料理店が軒を並べている。駅東側は韓国料理店や韓流グッズ店が連なるコリアン・タウンとして有名です。
利便性向上のために施されていた駅改良工事が、2020年6月に完了しました。
ご紹介します。
新大久保駅
所在地:東京都新宿区百人町一丁目10-15
1914年(大正3年)11月15日:鉄道院の駅(山手線所属)として開業。山手線のみが単独走行する駅は、この新大久保駅と目白駅の二駅です。
改良後の外観。シンプルでスッキリとした駅舎になりました。
2階部分には駅直結店舗として、スターバックスがオープン。
改札口の上の電光掲示板。新大久保駅より先に開業していた「大久保駅」(JR中央・総武線)へは約300m、歩いて3分ほどです。
電光掲示板の表示は数分おきに変わります。
新大久保駅の町並み
駅の改札口のところに無料のマップが備えてあって便利です。
東側:コリアン・タウン
改札口(1箇所)を出た目の前が大久保通り。
通り沿いを右方向・東側に進んでいくと、道の左右に韓流のお店が並んでいます。
国内最大のコリアンタウンとして有名ですが、どこか1区画に固まっている…というよりも、とにかく大久保通り沿いと路地横の各所にお店が連なっているのです。
途中に古い日本のお寺も見かけました。海亀山全龍寺は、寛永年間(1624-1643)に創建されたと伝えられます。
食料品店の「ソウル市場」
韓国料理ならではの調味料や屋台コーナーもあって楽しめます。
西側:楽器店とアジア各国料理店
一方西側は、古くからある楽器店で有名なスポット。戦前に音楽家が多く住んでいたことから、楽器の街として親しまれていたようです。
ショウウインドーに並んでいるギターのデザインに心惹かれる。
周辺にはアジア各国料理店の看板も並んでいて、コリアン・タウンとともに多国籍文化が味わえるのも楽しい。
ランチは、韓国料理店に立ち寄る
食事は韓国料理とアジア料理、どちらにしようか迷いましたが、コリアン・タウンに戻って韓国料理店に立ち寄ることにしました。
駅近くの通り沿いに美味しそうな看板が見えたので、ここのお店に入ることに。
1階がレストラン、2階がカフェになっています。
アラカルトにしました。韓国料理には必ずついてくる小鉢が嬉しい。
ニラチジミ。カリッとして絶品です。税込1,188円
ピリッと辛味が効いているトッポギ。税込1,078円。
豆腐チゲ。魚介出汁が美味しい。ごはんとともにいただきます。税込880円。
この3品を2人で食べてお腹いっぱい。お会計は3,146円でした。※2020年7月現在
今回は食べられませんでしたが、チーズダッカルビやサムギョップサルもあってどれもお値段が手頃です。
店内の雰囲気。K-POPがミュージックビデオから軽快に聴こえてきます。
最後にひとこと
駅そのものは、他の山手線駅に比べて小規模な印象もありますが、多国籍タウンと楽器店。異文化が楽しめる趣深い町です。
今回は訪れることができませんでしたが、歩いて10分ほどで自然豊かな「都立戸山公園」にも足を運ぶことができる。
よろしければぜひお出かけください。
山手線一周、どの駅が何区にあるか?について。合わせてコチラの記事もお読みください。