通勤で30年お世話になっている山手線。好き勝手にそれぞれの駅を漫遊しています。
今回は日暮里(にっぼり)駅。
所在地は東京都荒川区ですが、荒川区と台東区にまたがり、ホームの途中に区境があるという。
実は、この駅には降り立ったことがなく…記事を書きたいと思い、初めて訪れました。
さっそくご紹介します。
日暮里駅
所在地:東京都荒川区西日暮里二丁目19-1
1905年(明治38年)4月1日:日本鉄道の三河島〜日暮里間が開通し、現在のルートが完成時に開業。
山手線だけでなく、新交通の日暮里・舎人(とねり)ライナー 、成田空港方面へ便利な京成線、JR上野東京ラインも通っています。
改札口を出ると、ecute。いくつかのお店が入っている。
東口出たところすぐには、こんな看板があります。
駅ビル全体はこんな感じ。
駅前に高層マンションもそびえ立っています。
東口のバスターミナルのところには、太田道灌の銅像。室町時代後期の武将で、この日暮里の地に所縁が深いとのことで祀られているようです。
日暮里の街並み
東口、西口それぞれに趣きがあって楽しめます。
まず、東口駅前。日暮里はジーンズメーカー「EDWIN」創業の地。2018年10月に、本社は東京都品川区に移転となりましたが、直営店「EDWIN DENIM GALAXY 日暮里店」としてその名残をとどめています。
2019年8/16(金)~10/3(木):一時閉店となっていますが、10/4(金):リニューアル オープン予定です。
今回は行けませんでしたが、生地繊維のお店が軒を並べる「日暮里繊維街」もあります。
一方、西口方向は、いくつかの観光名所があります。
階段を登って小高い丘にある、都立谷中霊園。徳川慶喜公など、著名な方々も埋葬されている。近辺は外国人旅行客の姿もしばしば見かけました。
谷中霊園を過ぎたのちに「御殿坂」を上る。
明治〜昭和の彫刻・彫塑家であった朝倉文夫の、アトリエ兼住居を改装した美術館である朝倉彫塑館。現在は区営となっています。
太田道灌公の孫が建立したという、日蓮宗の本行寺(ほんぎょうじ)
明暦元年(1655)創建の日蓮宗の寺院で大黒山と号し、旧谷中七福神のひとつである経王寺(きょうおうじ)
歴史の名所を通り過ぎると「谷中銀座」が見えてくる。戦後すぐから発展した「商店街文化」が長年守られています。日暮里駅西口から徒歩5分ほど。
商店街の中は周れずに終わってしまいましたが、手前には「つくだ煮やさん」があったり。
「お煎餅やさん」があったり
情緒あふれる街並みを満喫できます。
もう一方、南改札の手前には、スカイツリーの見渡せる高台。
南改札の入り口には、彫刻のようなオフジェ。
「谷中生姜」という野菜がありますが、由来が看板にも書いてありました。
最後にひとこと
日頃は通過するばかりで、なかなか降りることのなかった日暮里駅。
今回初めて訪れてみて「歴史と下町情緒の融合を楽しめる町」なのだと知りました。
折々再訪して、ぜひゆっくりと散策してみたいです。
山手線一周、どの駅が何区にあるか?については、コチラをどうぞ。