こんにちは。通勤で30年間利用している山手線。ほぼ毎日ぐるぐる半周している いくみ(@nesan_blogger)です。
山手線が発祥したのは、1872(明治5)年。この記事を書いている2021年時点で149年の歴史を誇ります。
東京都心のターミナル同士を結ぶ環状線、東京都内鉄道網の中心的存在ともいえる。
そんな山手線の発祥から最新までをコンパクトに楽しめる雑誌『旅と鉄道増刊号 山手線新時代』をご紹介します。
山手線利用歴30年の私からオススメの一冊です
『旅と鉄道増刊号 山手線新時代』でわかる主な内容
まず、この本でわかる主な内容について。目次から抜粋します。
- 山手線30番目となる新駅「高輪ゲートウェイ駅」が巻き起こす駅革命
- 生まれ変わる駅:渋谷駅、原宿駅
- 山手線歴代車両図鑑
- 山手線全駅図鑑
- 山手線の歴史を振り返る
2020年3月14日に暫定開業となった「高輪ゲートウェイ駅」誕生に合わせて、鉄道趣味誌である『旅と鉄道』の増刊号として発刊されました。
全95ページの雑誌形式で、読みやすいのもポイント。
冒頭の9ページ目に書かれてあるメッセージが印象的です。
高輪ゲートウェイ駅が30駅目としていよいよオープンし、東京オリンピック・パラリンピック開催が目前に迫っている。世界中の人々が集う山手線を、世界に誇れる鉄道として写真でおもてなししたい。
写真でおもてなし。まさにこの本の特長にピッタリな一言だわぁ
『旅と鉄道増刊号 山手線新時代』 山手線利用歴30年の私が面白いと思ったところ
次に、本誌のなかで、私が特に面白いと思ったところについてをご紹介します。
高輪ゲートウェイ駅が巻き起こす駅革命
高輪ゲートウェイ駅は「東京と世界を繋ぐ駅」として、最新サービスの導入や実証実験が進められて、最新AIを駆使している。
開業当日に私も実際に訪れてみましたが、まさに「未来への架け橋」といった趣を実感しました。
本開業(街開き)は2024年を予定しているとのこと。さらに楽しみです。
渋谷駅大改造
渋谷駅は、2015年着工以降、計9箇所にも及ぶ大規模な再開発プロジェクトを推進中。乗り入れ他路線(東急東横線、東京メトロ銀座線)の駅とともに、その変化の過程が「生まれ変わる駅 渋谷」の章で詳しく書かれてある。
様変わりが大きくて私自身もまだよく理解できておらず、渋谷駅についてはなかなかブログ記事が書けませんでしたが、この本で読んだことがヒントになって、その後記事が完成しました。
山手線のギモンに答える
山手線の正しい読み方は?(答え:やまのてせん)、東京タワーと東京スカイツリーが見えるスポット、山手線の内径面積は東京ドーム何個分?山手線一周で最大何本の電車がぐるぐる回っているの?…などの「山手線トリビアネタ」が数ページに渡り書かれてあって、意外と知らなかったことを教えてもらえるのが楽しいです。
歴代車両図鑑
私が社会人になりたての頃は車両全てが「ウグイス色」一色。コマーシャルで"丸い緑の山手線〜"という歌詞があったくらいです。そこから最新の「E235系」までの歴代各車両。外装だけでなく内装についても触れられています。
我が仕事人生もこの変遷とともに今に至るのだなぁ…などと、ちょっとホロっとしながら眺めました。
その他にも「全駅図鑑」「沿線鉄道遺産さんぽ」など、読み応え十分な箇所が随所にあります。
最後にひとこと
山手線にまつわる書籍は実に様々ありますが、本誌は手軽に「山手線の今昔」を堪能できるのもオススメポイント。
よろしければぜひ手にとってみてください。
山手線、どの駅が何区にあるか?コチラの記事もどうぞ。