通勤で30年お世話になっている山手線。好き勝手にそれぞれの駅を漫遊しています。
今回は恵比寿(えびす)駅。
駅前にかつてあったサッポロビール工場で製造されていたヱビスビールの歴史と、町全体のモダンな雰囲気。
縁起のよさそうな地名はこの「ヱビス」が由来。
ご紹介します。
恵比寿駅
所在地: 東京都渋谷区恵比寿南一丁目
1901年(明治34年)2月、日本鉄道の貨物駅として開業。
ヱビスビールを製造・販売していた日本麦酒醸造会社(現在のサッポロビール)の工場に隣接する山手線上に1901年、ビール出荷専用の貨物駅が開設、ビールの商標に因み、駅名も「恵比寿」(当初「ゑびす」と表記)と命名される。駅開設当時の地名は「下渋谷」であった。後に、工場周辺を「ゑびす」と呼ぶようになり、1928年に駅周辺の地名も「恵比寿通」と名付けられた。
ーWikipediaより引用
まさに、「ヱビスビールの駅」なのですね。
西口と東口がありますが、それぞれの改札口が縦に並んでいるだけで、いずれを出ても「渋谷橋、恵比寿ガーデンプレイス方面」「恵比寿西、代官山方面」の左右に分かれています。
恵比寿駅舎の上ほぼ全体が、商業施設「アトレ恵比寿」の大規模なビルに覆われているのも特徴。
余談ですが、東口改札の手前にある化粧室はリニューアルされて、木目調のシックな内装に。駅の化粧室でこのクオリティには感動です。
恵比寿1大スポット:恵比寿ガーデンプレイス
かつてこの駅前東方向にあったヱビスビールの工場。美味しいビールや食事の楽しめるテーマパークのようなスペースがありました。
工場は1988年(昭和63年)千葉県に移転。跡地は再開発されて恵比寿ガーデンプレイスへとリニューアル。
レストラン、デパート、美術館、ホテルなど見所多数で、恵比寿駅の1大スポット。ここで半日くらいは過ごせます。
エントランスすぐのところにある「俺のBakery&Cafe」焼きたての食パン販売と、カフェではその食パンを使用したシェフこだわりのサンドウィッチが味わえる。
ビヤステーション。専門スタッフが注いでくれる、本格ヱビスビールが楽しめます。
中庭はどこか海外の庭園のような雰囲気
宮殿様の建物はフレンチレストラン「ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション」
一番奥には「ウェスティンホテル東京」があります。
恵比寿ガーデンプレイスでアートを楽しむ:東京都写真美術館
このエリアでアートを楽しめるスポットが「東京都写真美術館」
”日本で初めての写真と映像に関する総合的な美術館”として、1995年に恵比寿ガーデンプレイス内にオープンしました。詳しくは別記事に書いていますのでコチラをどうぞ。
恵比寿ガーデンプレイス 行き方
JR恵比寿駅から専用通路(YEBISU SKY WALK)を進んで行って10分弱。
動く歩道がいくつかのブロックに分かれていて、なかなかに歩き甲斐があります。
通路の看板には、ヱビスビールの大きな広告があちらこちらに見受けられるのも楽しい。
恵比寿神社
一方、JR恵比寿駅西方向の徒歩3分ほどのところに鎮座するのが恵比寿神社。
創建年は不明だそうですが、もともとは天津神社という名前。1959年(昭和34年)区画整理の際、ヱビスビールにあやかって、兵庫県の西宮神社から恵比寿神を勧請して合祀し「恵比寿神社」と改名された。
ご祭神
ちいさなお社ではありますが、駅から近いこともありふらっと訪れる参拝客が多く、私が行った際にも次々に人々が参拝をしていました。
恵比寿駅近辺のランチならココ ふかひれ姿煮込みが絶品「筑紫楼」
恵比寿駅近辺には多数のレストランがありますが、オススメを1つに絞るとするならば「ふかひれ姿煮込み」が絶品の 筑紫楼(つくしろう)恵比寿店 です。
駅を出て西方向の「恵比寿銀座」商店街の中にあって、徒歩5分弱と駅近なのも便利。
緑色の外観が特徴です。
中の様子は落ち着いた雰囲気。画像の右側にあるのは大きな「ふかひれ」の標本です。
ランチだと「特製ふかひれ姿煮込みセット」が、前菜・メイン・ご飯・デザートまで楽しめてイチオシ。税込3,850円 ※2021年9月現在
今回私はテイクアウトを利用。あらかじめ電話でお店に連絡して「何が食べたいか?」相談して決めておくと、指定した時間にすぐに受け取ることができて便利です。
特製ふかひれ姿煮込み(白ご飯付き・税込3,900円)と、五目炒飯(税込1,600円)にしました。※2021年9月現在
ふかひれがかなりタップリ入っていて、お値段もなかなかですがプリップリのふかひれ食感とあんかけが絶品。
五目炒飯。ここにふかひれをかけて食べるのも、さらによし。
それぞれ一人前ずつですが、夫と2人で十分な量でした。
最後にひとこと
ヱビスビール工場の歴史に由来があり、現在は都会のモダンな雰囲気と、お隣の渋谷駅とは異なる落ち着いた静けさがある街、恵比寿。
駅前からちょっと離れたところにも、様々な飲食店が点在しているのも恵比寿ならでは。
ふらっと立ち寄ってみたくなるスポットでもあります。
山手線一周、どの駅が何区にあるか?については、コチラをどうぞ。