【東京都写真美術館の楽しみ方】まずは全作品を見回り、それからもう一度見たいところを再度回る

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東京都内、JR恵比寿駅から程近い 東京都写真美術館を訪れました。

本館は”日本で初めての写真と映像に関する総合的な美術館”として、1995年に恵比寿ガーデンプレイス内にオープン。

2017年12月から2018年1月まで開催されていた「三つの展覧会」についてのご紹介をしつつ、この美術館の楽しみ方の参考にしてもらえたら嬉しいです。

三つの展覧会

「三つの展覧会」について順番にご紹介します。

アジェのインスピレーション ひきつがれる精神

1800年代後半~1900年代前半にかけて活躍した、フランスの写真家、ウジューヌ・アジェが後世の写真家たちにどのような影響をもたらしたのか。アジェの作品やその後の写真家たちの代表作品が展示されているものです。

「生誕100年 ユージン・スミス写真展」

フォト・ジャーナリズムの歴史に多大な功績を残したユージン・スミス。
そのドキュメンタリー写真150点を展示。
日本ともかかわりが深く、「日立」「水俣」などをテーマに日本で撮影された作品もあります。

「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol.14」

将来性のある作家さん発掘のため、新しい創造活動の展開の場として2002年より開催されている、第14回目。この「三つの展覧会」のうちの一つのテーマとして選ばれました。

まずは全作品を見回り、それからもう一度見たいところを再度回る

私は今回、写真術の師匠とともに鑑賞したのですが、教えてもらった見方のコツをお伝えします。

ココがポイント

  1. まずは、説明文などは読まずに、全展覧をぐるっと見回る。文字からでなく、映像で感じる
  2. その後、自分に問いかける「もう一度見たいか」?
  3. Yes.であれば、今度は好きな方法・ペースで再度鑑賞する

この方法でやってみると"作品とのより深い対話の時間"を得ることができるのです。

もう一度見たいところ:アジェとその精神が引き継がれた作品たちに魅了された

実際に「もう一度見たいところ」を回って見た感想について。

それはアジェの作品たちです。

”近代写真の先駆者”とよばれるウジューヌ・アジェ(1857-1927)

「大型暗箱カメラ」をかついで、パリの街並みを記録し続けた。
最初の頃は「鶏卵紙」という、卵白を用いた写真プリント技法が使われていたことも、師匠から教えてもらいました。

作品の下のほうにもそれぞれの技法が書かれてあります。

セピアがかったパリの建物や看板、人々。
往時の風景に思いを馳せることができ、とても心惹かれました。

地道に活動していたアジェが注目されるようになったのは、亡くなる数年前。偶然にも、パリの近所で活動していたマン・レイが雑誌に取り上げたことがきっかけだったようです。

アジェのシュルレアリスム。独特の世界観。

確かに作品たちを観ていると、そんな雰囲気に、どんどん引き込まれていきます。

アルフレッド・スティーグリッツの「三等船室」

アジェの作品につづいては、彼に影響を受けたといわれる後世の写真家たちの作品がならんでいます。

特に感銘を受けたのが、アメリカのアルフレッド・スティーグリッツ。

その代表作である「三等船室

やはり、師匠に解説してもらいました。

この作品は構図が秀逸。上は(おそらく、一等船室?)裕福な人々。下は三等船室利用の庶民。真ん中にある「渡し通路」がその、物質的・精神的な隔たりを見事に表現している。
写真でここまでの世界観がだせることに驚嘆したピカソが、この「三等船室」で衝撃を受け、以降、キュビズムの世界に大きく転換していったといわれている。

このエピソードを聞いて、さらに感動。
なんどもなんども食い入るように本作品を目に焼き付けてきました。

東京都写真美術館 施設情報

所在地東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL03-3280-0099
開館時間10:00〜18:00 入館は閉館時間の30分前まで ※2021年9月現在
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)年末年始
観覧料展示会によって異なる 年間スケジュール 各展示会の観覧料 参照
ウェブページ東京都写真美術館

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この記事を書いた人

ねーさん

女性管理職/100年ライフブロガー

ワーキングマザー29年、40歳で正社員復活し、現在は一部上場企業で16年管理職。「100年ライフを楽しく過ごし、同じような人を増やしたい」というビジョンを広げるためブログで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。

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