3月19日は東京駅(東京都千代田区)新築落成の日 建築家・辰野金吾さん設計 1914年のこと

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こんにちは。通勤で山手線を利用して30年の いくみ(@nesan_blogger)です。

その中心的存在ともいえる「東京駅」は山手線だけでなく国内鉄道網の"大御所"

建築家・辰野金吾さん設計によって1914年3月19日が東京駅新築落成の日と知り、通勤帰りに立ち寄ってみました。

ご紹介します。

東京駅は「中央停車場」

東京駅の所在地:東京都千代田区丸の内1丁目

この駅が開業したのは1914(大正3)年。「中央停車場」との位置付けであったようです。

現在も、JRでは当駅を「中央駅」と位置付けており、列車の進行方向を示す「上り・下り」の基点となっているだけでなく、東京都区内および東京山手線内各駅を発着するJR線長距離乗車券の運賃を算出するための、キロ数基準駅ともなっている。

建設計画の際にもその立地は「皇居の正面」で設定されていて、まさに"セントラルステーション"です。

建築家「辰野金吾さん」による設計

開業時に当駅の設計を担ったのが、建築家の辰野金吾さん。

生まれは江戸時代(1854・嘉永7年)。明治初期頃の学生時代に建築を学び、英国留学でヨーロッパの文化に触れつつ、日本近代建築のパイオニアと称されました。

代表作は、東京駅丸の内駅舎を始め、日本銀行本店本館、同小樽支店、大阪中央公会堂など、どれも洋のテイストを感じさせる佇まい。

特徴的な作風が、赤レンガに白い花崗岩でラインを描く"辰野式"と呼ばれるデザイン。

東京駅もまさにその粋を集めているのですね。

現在の東京駅は、復元計画によって2012年に蘇ったもの。
当時の辰野金吾さんデザインを可能な限り再現していると聞きます。

8羽の鷲と8つの干支のレリーフ

一方、丸の内駅舎構内のシンボルといえば、八角系のドーム天井に取り付けられた8羽の鷲と8つの干支のレリーフ。

こちらも、辰野金吾さんによる設計。

このレリーフの干支は十二支のうちの8つ。残り4つはどこにあるの?これには逸話があるようです。

建築家、辰野金吾が設計した東京駅のレリーフにある8つの干支と、同じく辰野が設計した佐賀県武雄市の武雄温泉楼門に彫られた4種類の動物を合わせると十二支がそろうと、楼門を所有する武雄温泉が発表した。なぜこの2カ所でそろうのか、関係者は「辰野の遊び心では」と想像を膨らませている。
楼門の2階天井には方角通りに子(北)、卯(東)、午(南)、酉(西)がそれぞれ30センチ四方の杉板に彫られてはめ込まれている。一方、復元工事を終えたJR東京駅丸の内駅舎の八角形のドーム天井にも、東西南北を除く8つの方角を表す8種類の動物のレリーフが飾られている。
ー2013/4/19付日本経済新聞より引用

白いのが鷲、外側の青くて白抜きなのが干支です。

クリスマスイルミネーションも楽しめる

東京駅近辺はクリスマスイルミネーションが楽しめるスポットとしてもおススメ。よろしければコチラの記事もどうぞ。

最後にひとこと

日本の鉄道を語るのに外せないスポット・東京駅。

100年以上も前から始まっている歴史や文化が脈々と引き継がれていること。偉大な建築家さんと、支えてきた方々へあらためて敬服の思いです。

山手線一周、どの駅が何区にあるか?について。合わせてコチラの記事もお読みください。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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