通勤で30年お世話になっている山手線。好き勝手にそれぞれの駅を漫遊しています。
今回は、五反田(ごたんだ)駅。
ユニークな駅名由来や、古い建物が解体され2023年以降の変化が楽しみな町。
秀逸グルメ店が多いのもオススメポイントです。
五反田駅
所在地:東京都品川区東五反田一丁目26番14号
五反田駅は明治44(1911)年開業。その地名の由来はあまり明らかではないが、当駅近くを流れる目黒川に沿った水田が、1区画五反(一反が約992㎡)としたから…という説がある
周辺の田んぼ区画に由来してできた駅名なのかもしれない、とは面白い。
駅近くを流れている目黒川に、当時を思い起こしてみます。
やや淀んだ水面に、往時から現代に向けての時の流れが感じられる。
また、当駅はJR山手線を始め、都営浅草線、東急池上線が乗り入れており、品川駅や羽田空港へのアクセスも便利。出張者や旅行者にも人気があります。
五反田の町並み
お隣の目黒や大崎・品川辺りは開発も進み、高層のビルが建ち並んでいますが、五反田駅周辺はさほど変わりのない雰囲気が続いていました。
しかし、2020年のリニューアルで、構内や駅舎はモダンに変化を遂げている。
駅周辺の古いビルも、建て替え計画が着々と進んでいるようです。
西口
西口の周辺案内。公共機関や大学などの名前が表示されています。
徒歩15分(専用シャトルバスで5分)くらい行ったところにあるのが「TOC」
事務所やショールーム、飲食店や小売店、展示ホール、貸し会議室等が備えられている複合施設です。
1970年3月オープンでかなり年季が入っていますが、五反田スポットのひとつ。
ちなみに、「TOC」とは「東京卸売センター」の略称。駅前にシャトルバス乗り場の停留所があります。
建て替え計画が進んでいて、現在の建物は2023年に解体・その後リニューアル予定。
一方、TOCの少し手前、池上線の大崎広小路駅すぐそばにはかつて「ゆうぽうと」という日本郵政の運営するビルがありました。
コチラも老朽化に伴い閉館。跡地の計画について以下の報道がなされています。
高層階の14階~20階には、レストランやオープンテラスをそなえる約9000平方メートルのホテルが入居する。ホテルの運営会社は星野リゾートに決定した(中略)竣工は2023年12月を予定
ー「2021.8.11 品川経済新聞」より引用
東口
反対側、東口の周辺案内。
観光スポットとして「池田山公園」の自然を楽しむことができます。
池田山は江戸時代の岡山城主・池田氏の屋敷があり、付近一帯の高台を「池田山」と呼んでいて、その後宅地化され高級住宅地として知られるように。
美智子上皇后のご実家・正田家のご邸宅があった場所としても有名で、現在は区立公園(池田山公園)となっています。
入園は無料。入り口すぐそばには井戸の名残があったり
池には鯉の姿も見えます
五反田はグルメの町
特筆すべきは、なんといっても五反田は、チェーン店ではない美味しいレストランが多いこと。
その中の一部ではありますが、コチラの記事にまとめています。
なお、上記の記事中には書いていませんが「五反田のレストラン、ココは外せない」というお店を一つに絞るとしたら「東京オイスターバー」
日本のオイスターバー発祥の地で世界の新鮮な牡蠣が一年中食べられるレストラン。人気店で予約が取りづらいことでも有名です。
ランチもやっているので、機会があればぜひお立ち寄りを。
最後にひとこと
五反田、という一見読みづらい地名もさることながら、なんともレトロな雰囲気が漂っていた町。
今後は新しい五反田の顔が見えてきそうなのも、さらなる楽しみです。
山手線一周、どの駅が何区にあるか?については、コチラをどうぞ。