さぁっ。本日のお仕事もあと残りわずかだわー。という夕方。
部下さんから、ぴろーんとチャットが飛んできました。
「ちょっと、いいですか?」
ドキっ。久しぶりに聴いたこのコトバ。こういうときはアンマリいい話じゃなかったりするのよねー。
急ぎの用件もなかったので「いいですケド。」と返信。
15分後にミーティングをすることになりました。
なんだろーなんだろー、「退職します」とか言われちゃうのかな…。
これまで、そういうシーンが多かったゆえ、ソワソワしながらミーティングに向かいました。
メンバーさんたちのアレコレを受け止めるリーダーさんも大変です
ご本人は業務実施のリーダーさん。
もうおひとりのリーダーさんと、その上の統括さんと、四人で話すことに。
お悩み内容は「日ごろ発生するメンバーさんたちのアレコレについて」でした。
- アノヒトは、みんながわちゃわちゃしているときでも、平気で席をはずして涼しい顔して帰ってきて他のメンバーからひんしゅくを買っているし、なにしろいつもギリギリに出社してくる。
- コノヒトは、「そんなの不公平だと思います」って切々と訴えてくる。前の担当から中途半端にボールを投げられて「やっといてね。」といわれても納得できないとプンプンしている。
…etc.
ふむふむ。
仕事に対する思いも力加減も、みんなさまざま。それをまとめていかねばならないリーダーさんのご苦労も偲ばれます。
発端は些細なことかもしれないけど、お互いに思惑が交錯しがちだし、コミュニケーションって一筋縄でいかないもの。
一生懸命であるがゆえ悶々としちゃったリーダーさんのお話を、ワタシも一生懸命に聴くよう努めました。
こういうときは、マインドフルネス&課題の分離&小さく分解
以前のワタシですと、一緒になってあたふたしちゃいがちでしたが、ここのところ色々な学びを得たおかげで、下記の点に留意し落ち着いて捉えることを心掛けました。
- マインドフルネス:「今、ここ」に集中する。
- 課題の分離:「それはアナタの課題か、ワタシの課題か」。
- 小さく分解:一気呵成に解決しようとせず、小さなひとつずつから紐解いてゆく。
リーダーさんの抱えていたお悩みはいろいろな要素が絡んでいるため、なかなかに難しいものもありますが、
- 誤解が発生しているようだから、整理してメール発信をする。
- 個別に対応すべき点は、統括さんが面談をする。
- 会社全体への働きかけが必要な点は、ワタシが調整をする。
とにかく、小さな一歩から。
まずはこの三つをそれぞれ取り組むことにしました。
四人で話したのもよかった
たまたま今回は、それぞれ立場が異なる四人(うち、二人は同じですが)で話ができました。
- 現場リーダーさんはどうしても主観的になりがち。でも日々のメンバーからのアレコレに本当に困っていた。
- 統括さんは全体を見渡す立場なゆえ客観的になれるのだけど、少々その指示が”ドライ”になりがち。でも今日の対話を通して、それぞれの事象に由来があるのだと、その”心”を伝えることをしていた。
- ワタシは、ちょっとややこしいことを会社とネゴするのにご意見番(笑)として控えに回った。
最後には二人のリーダーさんたちが、それぞれの良いところ悪いところ指摘し合って、スッキリできた様子。
一対一の話し合いも必要だけど、こんな四人で話し合いができたことも良かったです。
今日の一言
課題はたくさん。でも、ひとつずつ。
何よりも、他部門から突然異動してきたワタシに相談をしてきてくれたのが嬉しかったなー。
「退職したいんですケド」じゃなくて、心底ほっとしました(笑)
学びで得ることができた、「マインドフルネス」「課題の分離」「小さく分解」について、よろしければコチラの記事もどうぞ。