台湾旅行。台北から気軽に行ける観光スポットのひとつに、九份(きゅうふん、ジォウフェン)というところがあります。
その町並みから、映画「千と千尋の神隠し」の舞台となっている温泉宿「湯屋」の雰囲気を彷彿とさせるとのことで、大勢の観光客(とくに日本人)で賑わっています。
周辺にある町も含めて、一日観光をしてきたのでご紹介します。
まず、十分へ
九份は、台湾鉄路管理局(台鉄)の台北駅から電車で40分くらいの瑞芳駅が最寄り。電車の本数も10〜15分おきくらいにあります。
駅から観光スポットまでタクシーで20分ほど。
夜の風景がより「湯屋」らしさを感じられるようなので、まずはそれよりさらに北の方向にある「十分」(じゅうふん、シーフェン)という町を目指しました。
瑞芳駅から支線の平渓線に乗り換え、さらに30分ほど電車に揺られます。
コチラの本数は1時間に1本くらいしかないため注意。
そのおかげもあってか?線路内に自由に立ち入ることができます。
十分の名物はランタン飛ばし。和紙のようなランタンに、願い事を書いて空に解き放つと叶う、といわれているそうです。たくさんのランタンが空に向かっていました。
十分老街(古い町並み)を抜けて、自然公園の滝に向かいます。
ランチは途中の食堂でサクッと台湾料理。
歩くこと10分くらい"台湾のナイアガラ"と呼ばれている「十分瀑布」に到着。ひとときの涼に癒されます。
ところどころに釣り橋もあってスリリング。
公園内には"参拝所"的なスポットもあり、おみくじのような赤い短冊がたくさん。
十分の観光案内。
駅の近くに居た猫。
時刻は15時くらいとなったため、九份へ向かうべく、再び電車に乗ります。
九份へ
山渓線に揺られること約30分。瑞芳駅到着。
なぜか香川県琴平町の芝居小屋「金丸座」のミニチュア。
駅から九份の観光スポットまではタクシーが便利ですが、時間に余裕があったのでバスで移動。
道そのものは混雑していないものの、スポット近辺は狭い割りに観光客がごった返していて、なかなかに大変。
おまけに、亜熱帯特有のスコールも降ってきた(泣)
折り畳み傘は必需品です。
「湯屋」の面影を探して
九份老街は土産屋さんや屋台風のお店が軒を並べています。日曜日であったせいか、大変な賑わい。
「湯屋」の面影がある辺りはどこだろう?と探しつつネット検索してみたところ、お茶屋さんがその絶景ポイントであることが分かりました。
参考にしたサイト→九份の観光7選!初めてでも分かる有名撮影スポットへの行き方 | Trippedia
「海悦樓茶坊」というお店から撮影するのがベストとのことですが、残念ながら予約制のようで入れず。入り口近くにちょっとしたスペースがあったので、そこから撮影した一枚をアイキャッチに使いました。
夕方でまだ明るいですが「まさにコレだー!湯屋っぽい!」と自画自賛(笑)
ちょっと角度を変えてもう1枚。
撮影スポットお向かいのお茶屋さん「阿妹茶楼」。コチラのお店でお茶をいただきました。
お店の雰囲気もいい感じ。
冷たいウーロン茶と茶菓のセット。日本でいただくウーロン茶とどこか香りが違って、なおさら美味しい。
しかし、お値段は少々お高いのが玉に瑕。
詳細は忘れてしまいましたが、確か1人1,000円くらいだったかと。お昼に食べた麺が500円くらいなので割高感が否めません。
観光客(とくに日本人のツアー客)でごった返していたため、夜を待たずに台北に戻ることにしました。
マップの表示に「九彬」と書かれていますが「九份」と同意のようです。
移動には「悠遊カード」が便利
台北近辺の観光には、SuicaのようなICカードが便利。駅の窓口やコンビニなどで購入できます。
私は到着時に、空港駅の地下鉄窓口で買いました。
駅員さんも日本語用の説明書を備えてくれていて、カード代金100台湾元(=ニュー台湾ドル)+デポジット400元を購入。
※2018年8月27日のレート1台湾元:3.64円
トータルで1,500円弱。
この3日間の移動(電車、地下鉄、バス、タクシー)
であちこち回ってもまだ数百円残っている。
交通費がリーズナブルなのも台湾の嬉しいところです。
今日の一言
「千と千尋の神隠し」に思いを馳せて、九份とその周辺観光。
台湾を訪れる際はぜひ一度お運びを。
くれぐれも、折り畳み傘をお忘れなく。
台湾旅行。日本からの移動、宿泊、食事…など。よろしければ、こちらの記事をどうぞ。