テレワークのときは必ず朝散歩をすることにしています。
家にいると、いつまでがプライベートで、いつからが仕事で…という区切りがつけづらいので、朝散歩がその号令がわりになってくれる。
とは言っても、家の周囲をぐるっと歩く程度ですが、野の花がたくさん咲いていてそれを見つけるのも楽しみ。
6月〜8月の夏の花をご紹介します。
花の名前の調べ方
花を見つけたときに、その名前が解らないこともあるもの。
写真に撮って、後で図鑑を見て調べるようにしていますが、それでも判明しないときは、スマホのアプリが便利です。
いろいろな無料アプリがありますが、私が使っているのは千葉工業大学の開発した「ハナノナ」というもの。
シンプルで使いやすいのがオススメポイント。花にそのままアプリ上の焦点を当てると、名前を表示してくれます。
後から撮影済みの写真を選んでも、同じように確認が可能。
【ハナノナ】がApp Storeで無料アプリランキング2位になりました! | Topics/お知らせ | 千葉工業大学
確率の表示で100%じゃないこともありますが、写真の映し方にも因るのと、ページからWikipediaのリンクに飛ぶことができて、さらに調べられるのも便利です。
6〜8月の花
実際に撮影した花々をご紹介します。
カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)
梅雨頃の代表的な花といえばアジサイ。別記事で書いているので、この記事ではアジサイの名前を冠する別種類の花を取り上げることにします。
カシワバアジサイは、葉の形がカシワ(柏)に似ていることが名前の由来。花は円錐状あるいはピラミッド型に付く独自の形状をしていて、真っ白なのが特徴です。
ホタルブクロ(蛍袋)
名前の由来は、昔の子どもたちがこの花にホタルを入れて遊んだことから。
別名「釣鐘草(つりがねそう)」とも言います。
アバカンサス
6月頃に蕾が一気に膨らんでからは、たくさんの花を放射状に咲かせてくれる。
名前は、ギリシャ語のΑγάπη(アガペー 愛)とΆνθος(アントス 花)の2語の組み合わせ。ムラサキクンシラン(紫君子蘭)という和名のとおり、紫色の花が多いですが、時々白いのも見かけます。
シモツケソウ(下野草)
ピンクの小さな花がたくさん寄せ集まったものが塊になっていて、私が見つけたときは、偶然ハート型になっていました。
「下野」(しもつけ 栃木県の古名)で多く見られたことでこの名前がつけられたそうです。
サルビア・ガラニチカ
サルビアの花というと赤いものが思い浮かびますが、その仲間。
「ガラニチカ」の由来は、原産地の1つであるパラグアイの先住民族から。濃い紫色が印象的です。
ムクゲ(木槿)
やや大きめの木にところどころ咲いている鮮やかなピンクの花。ハイビスカスの仲間でもあるため、よく似ています。
また、フヨウ(芙蓉)とはもっとも近しい類で、同じ時期にそれぞれの姿が見られます。
ツユクサ(露草)
真夏近くになると、足元の低いところに、ほんの小さな青い花を咲かせている姿を見かけます。
朝咲いた花は昼にしぼんでしまうため、はかなさの象徴として、万葉集でも取り上げられているほどの歴史です。
テッポウユリ(鉄砲百合)
ラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせるのが特徴。
カサブランカなどの花屋さんで見るユリの花とは別に、夏の野で多く見かけることができます。
最後にひとこと
テレワークの区切りのために始めた朝散歩ですが、いつの間にか、花と出会ってその写真を撮ることのほうが楽しみになってきました。
3月〜5月の春の花については、コチラの記事をどうぞ。