こんにちは。女性管理職16年の いくみ(@nesan_blogger)です。
毎年4月になるとお迎えしている新卒の社員(新人)さん。この記事を書いている2021年も我がチームに1人配属されてきました。
しばらくは先輩社員たちに色々と教えてもらって、6月頃になると実務担当者として第一歩を踏み出してもらいます。
私は教える立場ですが、新人さんに教えてもらうことも多い。
最近そんな出来事を経験しました。ご紹介します。
新人さんの「精一杯やります」にハッとした
その出来事とは。
我がプロジェクトの繁忙が続いていて、新人さんの独り立ち後2ヶ月経った頃はさらに「夏季休暇」があることで、休み明けとくに立て込むことが多い状況です。
新人さんには、私達がおこなっているサービスに対して「クライアントさんからの申し込み受付業務と日程調整」を任せているのですが、このパートにかなりしわ寄せが出てしまいます。
「ごめんねーー次から次へとお願いしちゃって」と彼女へのメールを送ろうとしていた私の心の中には"もぉ〜こんなに立て込まないで欲しい〜"と、ある意味愚痴まじりの感情が起こっている。
すると、彼女からすぐに返信がきます。
「はい!精一杯やります」
ハッとしました。
どんどんやってくる仕事の山に物怖じもせず、とにかく懸命に。
自分自身「何事も懸命に」「ひとつひとつコツコツと」と日頃から取り組もうと心がけていたつもりでも、つい、忙しさからネガティブに捉えてしまっていたことに大いに反省。
「素敵なメッセージをありがとう」感謝を込めて返しました。
新人さんに教えてもらうことも多い
あらためて、彼女が配属されてきてからのことを思い返してみます。
最初は失敗続きで凹んでいる様子もよく見かけたものですが、素晴らしいところが2つあって
- 何事も決して人のせいにしない
- 言われたことを素直に受け止めて、次へと活かせる
このスタンスって、長年仕事を続けているとついつい忘れてしまうんです。
加えて、抜群の機動力。
そんな姿を見せてもらって、我が襟を正す。
新人さんって、教えるだけではなく教えてもらうことも多いと、あらためて実感しました。
新人さんの存在はありがたい
巷間「新人さんの育て方」などといった情報が溢れていて、その育成に携わっているひとたちはご苦労も多いことでしょう。
でもね。
ベテランこそが新人さんに気づきをもらっている。
今回私が経験したように、失いかけていた「ピュアに真摯に仕事に取り組む」をあらためて思い起こすことができたのは、彼女のおかげです。
新人さんとして日々を過ごしているひとたちは、教わることが多くて…と恐縮する必要なくて、新人さんならでは発揮できることをどんどん突き進めていってほしい。
時が経つと知らぬ間に、そのピュアさが薄れてしまうものだから。
最後にひとこと
丁度、私自身も夏季休暇が明けた直後でかなりテンパってしまっていたときに、この出来事がありました。
メールのやり取り最後に「ねーさんがお休みでゆっくりされたようなら嬉しいのですが」
なんとありがたいことでしょう。
新人さんにあらためて頭が下がります。