毎日のいろいろな出来事に心が揺らいでしまうことってあるもの。
楽しいことや嬉しいことならば精一杯謳歌すればよいですが、苦しいことや辛いことだと、自分の力ではなんともできないことが多い。
そんなときにやってみるとよいことは「起きている出来事をただ受け止める」
具体例とともにご紹介します。
起きている出来事をただ受け止める 具体例
起きている出来事をただ受け止めるとは、例えば。
雨ばかり降っている毎日だったとしたら
「今日も雨が降っているなぁ」
このお天気いつまで続くのだろう?って困ってしまいますが、自然の成すことだからどうにもなりません。
ただ、今日も雨が降っている、その出来事を受け止める。
仕事が立て込みすぎて、テンテコ舞いだったとしたら
「仕事がバタバタだなぁ」
なんでこんなに忙しいのよ…ついワメきたくなりますが、仕方ありません。
とにかく、感想を持たない。
受け止めて「なるほど、以上。」で、まずは終わらせます。
感情が湧き起こってきたら、それも受け止める
とはいえ。
出来事に対して感情が湧き起こってくるのは当然のことです。
嫌だな。困るな。なんとかならないのだろうか?もうちょっと突き詰めていくと「あの人のせいだ」などと、誰かにその原因を求めようとしたり。
そうしたら「私はそう思うんだね」って、それも受け止める。
次に「こうだったら良かったのに」って振り返り的なことは考えずに「こうしたらいいんじゃないかしら」って、自分で自分に提案してみます。
提案を実際にやってみるのもあり。やらずに次の提案を考えるのもあり。そのまま放置しておいたって、好きなように決めればいいんです。
心配なことや人がいれば、案じることを受け止める
一方、自分のことだけでなく、その出来事によって心配になることや人がいたら。
「私は心配なんだね」「あの人のことが気になるんだね」
だからどうしたい、どうしよう…は一旦置いといて、そうして案じているのだということを受け止めます。
何か自分が助けになれそうだと思い浮かぶことがあればやってみればよいし、心配することしかできなさそうならば、その思いを大切にしておけばよい。
「今ここ」を感じる
こんなふうに「受け止める」をやってみるのですが、もちろん、受け止めるだけでは終わらないことも多い。
ただ、時の流れって一瞬一瞬の積み重ねだから、まずは「今ここ」を感じる。
すると不思議と心が整ってくるものです。
私自身も最初からできていたわけでなくって、生きていくうちの知恵や、書物で教えてもらったことなどから"受け止める習慣"が身についてきました。
参考にしている本もご紹介しておきます。