こんにちは。女性管理職16年の いくみ(@nesan_blogger)です。
仕事で手順どおりにいかないときって、しばしばあります。
業務にはそもそも手順書が定められていますが、そこに書かれていない"狭間の出来事"が起きたときに上司はどうすればよいか?
この記事では「手順どおりにいかないときの上司の対処法」心がけるとよいことを、3つのポイントとともにご紹介していきます。
仕事で手順どおりにいかないときの上司の対処法
仕事で手順どおりにいかないとき。
上司の対処法・ポイントは以下の3つです。
1. 応用ルールを決める
2. 収拾は上司が責任をもつ
3. キッパリ決められないことは「程よくフンワリ」
具体的な事例を交えて、さらに詳しくお伝えします。
応用ルールを決める
我がプロジェクト、クライアントさんから業務を請け負ってエンドユーザーさんにサービスを提供しているのですが、問い合わせがきた際の対応法について、幾つかのパターンを定めています。
実際の問い合わせとは実に千差万別で、なかなかパターンに振り分けられないものもある。
部下さんたちが困って相談してきます。
そこで、私が指示したことは「対応している際に◯◯というキーワードが出てきたかどうかで決めましょう」
元々、このキーワードはクライアントさんから言われていたもの。
一旦は、そのルールで落ち着いた様子で、ホッと一息です。
収拾は上司が責任をもつ
それでもさらに色々な事象が起こります。
指示されたとおりにやっているのに、全然別のことを言われてしまい…
それ、違っているんじゃないですか?と指摘されまして…
アレコレに、ついイラッとしそうになってしまうのをグッと堪えて。
上司は船頭さんみたいなもの。ちゃんと梶を取っていかないと、みんなが沈没してしまいかねないのだから。
あらためてクライアントさんと協議するなり、別の応用ルールを決めるなり、収拾は上司が責任を持つことが大切です。
キッパリ決められないことは「程よくフンワリ」
とはいえ。
物事って、白か黒かキッパリ決められないことだってある。そんなときは「程よくフンワリ」しておくのもアリです。
例えば
- 今はこう決めたけれど、次に別の決め事をするかもしれない
- クライアントさんとの相談タイミング、もう少し時間が必要
…etc.
いい加減に済まそうとか握り潰しちゃおうとかではなく、途中経過を正直に伝える。
もし、一旦決めたことが方向性誤っていると気づいたら、そのときは修正すればいいのです。
手順とは、バラバラな方向にいかないための羅針盤
極論してしまうと、そもそも物事って手順どおりにいかないことも多い。
では、なんのために手順を定めるのか?
一人一人の力を集結して何かを仕上げていくためには、バラバラな方向にいかないための羅針盤が必要で、そのためにあるもの。
だったら手順をどう活用していくかって考えてみると、窮屈にならずに済むものです。
最後にひとこと
「ねーさん。これ報告しておきます」と、部下さん。
あれ?何だったっけ…と聞くと「応用ルール、決めたじゃないですか」
いかんいかん、ウッカリ自分で決めたことを失念するところでした。
まだまだ鍛錬が必要だわ