子どもを育てながら仕事を続けるかどうか?悩むことも多いですよね。
私もそんな毎日の連続で、気づいたら子どもが27歳になっていました。
働くお母さんたちが悩んだそんなときに、私の経験をお伝えできたらと思い、この記事を書きます。
一番大切にしていいこと:自分が楽しく幸せであれるか
子どもに、よりたくさん寄り添ってあげたい。その成長をしっかり守ってあげたい。
母としてそんなふうに思うものです。
一方、母でなく一人の大人として考えてみると、
楽しく幸せに自分の人生を生きたい。
これが、ともすると「子どもの傍にいたい」という気持ちと反してしまうことがあります。
私は一人の大人としては、仕事が好きで会社員として世の中に貢献したいと考えていた。
出産前に勤務していた会社で育児休業をしていたならば、そのまま復職する道も開けるものですが、私の場合は出産前後に神奈川県から広島県へ転居をし、一旦退職をしました。
出産後毎日毎日子どもと共に家で過ごす日々。
子どもはもちろん可愛いですが、それとは別な感情が芽生えてきてしまいます。
「この子がいるから、私は仕事に就けない。この子がいなければ、バリバリ働いていたはずだ」
すると、どうでもいいことにイライラしてしまい、挙句、まだ1歳にも満たなかった小さな息子に当たり散らしてしまうのです。
こんな日々はいやだ。とにかく仕事に復帰しよう。
自分が楽しく幸せであれるか?これを一番大切にしていいんだ。
一念発起しました。
仕事に復帰して、あらためて楽しく幸せであると実感できた
その後、再就職するのはなかなか大変でしたが、なんとかかんとか、アルバイトで某会社に採用してもらった。
当時は、ワーママなんてほとんどいなかった時代。
1歳の息子を保育所に預けるのに勇気も要ったし、預け当初は号泣三昧の息子の様子に、心が折れそうになる。
でも、復帰したとき私自身も涙が溢れてきました。
あらためて、一人の大人として、楽しく幸せであると思えることができた。
息子よ。こんな母だけれど、これからもよろしくね。と幼い彼に語りかけたものです。
困難に遭うたびに問うてみる「自分は楽しく幸せであるか?」
とはいえ、その後も順風満帆とは言い難く、まぁこの27年間様々な出来事が次々と起こるわ起こるわ。
母の私だけでなく、息子の人生も、困難の連続です。
その度に自分に問うてみる。
「あなたは楽しく幸せですか?」
その度に答える。
「楽しく幸せです」
おかげで、仕事をずっと続けてくることができました。
とにかく、自分に正直でよい
私の場合はそんなふうでしたが、人によっては「やっぱり仕事はしない生き方を選ぼう」という場合もあると思います。
- 自分はどんな生き方をしたいのか
- 決めたら、子どもにもその生き方に付き合ってもらう
とにかく、自分に正直でよい。
子どもにとって、よい親であろうとか、完璧な親であろうとか思ったところで、それを受け止めるのは子ども自身だから、自分で「こうあるべき」とか決める必要もないです。
今日の一言
はっきり言って、私はよい親ではありません。
自分の人生を懸命に生きることを、なにより大切にしてきちゃったもの。
ただ、不思議なことがあります。
息子が就職したのが「働くお母さんを応援する」を企業理念にしている会社。
おそらく偶然なのでしょうが、こんな親でも息子にとっては何かの参考になったのかもしれない。
勝手にそう解釈しています(笑)
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