在宅勤務の仕事を探しているという方と、面談をしました。
勤務先メンバーから紹介されて…というのが会うきっかけでした。
ご本人とお話をしていたら、「在宅勤務の意義」について、あらためて考える機会をもらった。
今回は、そんなお話です。
在宅勤務の意義・これまでの私の捉え方
我が勤務先でも、在宅勤務の導入が進んでいます。これまで、その意義については以下のように捉えていました。
- 通勤時間が無くなることによって、ワークライフバランスの充実が図れる
- 通勤が叶わない地域に住んでいる人にとっても、あらたな就業機会が得られる
- 家族のケア(子育てや介護など)があっても、仕事と両立ができる
実際に、そうした状況を踏まえて運用をしているのですが、前提として「本人が健康で、まつわる環境の様々な事象を両立するために」ということしか気づいていませんでした。
「健康」「仕事」「子育て」を叶える、という捉え方を知った
面談の際に、以下のような話が出ました。
- 病気をしてしまい、それまでの仕事を辞めることになった
- 回復はしたけれど、無理はできないし、子どもも小さい
- でも、これまで積み上げてきたキャリアを活かしたい
「在宅勤務という働き方を知って、その願いが叶えられそうに思った。こんな状況の私にとっては、とてもありがたい働き方なのです」
そうか。
周辺環境もさることながら"本人の健康維持"ということも、この働き方が寄与するんだね。
「健康」「仕事」「子育て」を叶える。
ならばぜひ、その力になりたい。
課題はいろいろある
一方、在宅勤務を進めていくにつれ、課題にも直面します。
やはり一番は、リモートのみでのコミュニケーションの難しさ。これはまだまだ試行錯誤の最中です。
正解は見つかっていません。
仕事をしたいけれど、毎日通勤するのは難しい。そんな人たちの願いを叶えることができる「在宅勤務」という働き方は、素晴らしい。
どう上手く運用すれば良いのか?管理者としてそこに最善を尽くせばいいのです。
「仕事」とどう向き合っていくか
話しをしていくうちに、ご自身のキャリアビジョンも語ってくれました。
元々は助産師さんとして活躍していた。
「命の誕生する現場に立ち会える仕事に大きなやりがいを感じて、これまでやってきました」
体調のことがあって、止む無く退職したけれど、医療に携わるということはこれからも続けたい。
仕事と自分がどう向き合っていくか?そこに、彼女の強い意思を感じました。
たまたま、私が従事しているのが医療分野の業務。
きっとこの人は戦力になってくれるだろうと確信しつつ「一緒に仕事をしませんか?」とお誘いをしました。
どうやって彼女の在宅勤務をカスタマイズしていくかは、私が工夫すれば済むことです。
今日の一言
ご自身のこれまでのキャリアを活き活きと語りつつ、体調変化という辛いことが起きても真摯に向き合っている姿を見て、応援したいと切に思いました。
出会いに感謝です。