職場ビルのエレベータのなかで、ポンと肩を叩かれます。見ると、以前の部署でご一緒していた、シニアの先輩。
この方、しばらく別の会社さんに出向中で、私が彼のサポートをしていました。
その後自分が異動してしまったので、1年振りくらい。
相変わらずハツラツとしたその姿に励まされ、自分の今後の働き方に思いを巡らす機会をもらいました。
今回は、そんなお話です。
出張で飛び回っていた先輩
その先輩は「定年再雇用」でさらに活躍。
担当している業務は全国出張を伴うので、北は北海道から南は九州まで、いつも飛び回っていました。
会う度に「オレ、もう疲れたよー」とか言うくせに、なんだかとても楽しそう。
クライアントさんからも絶大な信頼を得ていました。
そんな彼と話をする度に、教わることもたくさん。いつも知恵と元気をもらっていました。
現在の部署では自分より年齢が下のメンバーばかり。もっぱら教える側です。
業務終了して、次は社内の業務を実施
出向中でこのビルに居るはずがないと思っていたゆえ、会ってビックリ。
「オレね。お役御免になって帰ってきたところなのよー」
「おや。お勤めご苦労さまでした」
いつもニコニコしているので、つい、軽口をたたき合っちゃいます。
次は社内の業務にアサインされたとのこと。
「まだまだ働くよー」
ここのところいろいろあって疲れ気味だった私には、とても眩しく見えました。
60歳になって自分はどんな働き方をしているのだろう?
私もあと数年で60歳を迎えます。
「定年再雇用(契約社員に切り替えて65歳まで勤務できる)」の制度は我が社にもありますが、それ以外にも、インデペンデント・コントラクター(個人事業主として会社と契約して業務遂行する)や、パラレルワーク解禁などの検討も必要になってきています。
- 先輩のように、会社に雇用されながらできるところまでやりきる、というのもひとつ
- 独立して複数の仕事を手掛ける、というのもひとつ
長年会社勤めをしてきた私には前者のほうが向いているかもしれませんが、ここにきて、会社仕事以外にもやりたいことがいろいろ見つかってきました。
ブログもまだまだ発展させたいし、キャリアと家庭の両立に悩んでいる人たちの助けにもなりたい。
夢が膨らむ。
いずれにしても、「好きなことをして稼ぐ」ということを軸に、突き詰めていくとしよう。
まだまだあと20年くらいは現役で仕事を続けるのだ。先輩と久しぶりに会って、意気込みをあらたにしました。
今日の一言
「じゃあね、ねーさん、まったね~」と爽やかにエレベータを降りていった先輩。
働き方の思案をするのはもちろんのこと、
「いつもニコニコ」これも、長く元気に勤める秘訣でもある。
またひとつ教えてもらいました。
折しも、ちょうど読んでいた本にもヒントをもらえそうです。