こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。
私自身はすっかりリーダー立場の年数が長くなっていますが、まだまだ学ぶ機会も多いもの。
プライベートの学びで出会った師匠が、私も含めて講座生たちに接する様子を見て、あらためて「理想のリーダーとは?」ということを教えてもらいました。
解説します。
理想のリーダー・3つのポイント
まずはそのポイントについて。3つにまとめます。
- エコひいきしない
- 否定しない
- 素直に応援する
さらに詳しくお伝えします。
エコひいきしない
人間は感情の動物でもありますから、自分のことを良く言ってくれる相手や、なんとなくウマが合う…的な特定の人に対して、懇意にしようとします。
ところが、我が師匠には一切ないのです。講座生それぞれの個性を尊重して一人一人にキッチリ向き合ってくれます。
例えば。
講座生の中には活発なタイプもいてしょっちゅう発言する人だったり、逆に寡黙なタイプもいて、なかなか口を開かない人だったり。
それでも全員に等しく目配り気配りをしてくれて、時には寡黙さんの言いたいことを引き出してくれたり。
自分の日頃の管理職仕事の中で、つい活発な人をエコひいきしがちであったと反省しきりです。
否定しない
次に、”相手のことを否定しないマインド”について。
例えば。
質問タイムがあって、ある講座生が「教えてもらった◯◯のことについて、◇◇のことが役立ちました」と発言したとき。
それを傍らで聞いていた私から失礼ながら言わせてもらうと、おいおい、質問じゃなくて感想だろが…つい、ツッコミたくなっちゃいました。
ところが、我が師匠嫌な顔一つせずに返してくるじゃないですか。
「質問というより感想ね。ありがとう」
否定じゃなくて相手の労をねぎらう。なかなかできることではありません。
素直に応援する
部下さんの中にはさまざまなタイプがいて、もちろん一人ずつのスキルや適性も一律ではありません。
でもね。
上司たるもの、部下さんを応援することが最も大切な役目であって、しかもそこに何か邪(よこしま)な想いが混じっていては上手くいかないのです。
言い換えると、どんな部下さんだったとしても「素直に応援する」
我が師匠、ココも凄いのです。
例えば。
- みんなのゴールは△△だからね。ちょっと脇に逸れそうだったら思い出してみて。
- 何をすべきか、じゃなくて、何をしたいか、を大切に
…etc.
投げかけてくる助言がみな、師匠のピュアな想いに溢れていて、ものすごくやる気を起こさせてくれます。
上司の立場ばかりでなく、部下さんの立場からの視点が大切
ここまでお伝えしてきた通り、我が師匠の偉大さをあらためて実感することしきりなのですが、職場にいると当然、上司の立場からの視点に終始してしまいます。
私はたまたまプライベートの外部の学びで「上司」ではなく「部下(講座生)」の立場からの視点をもつ機会があって、気付いたことをこの記事に書きました。
物事、一方向からの視点に偏ってしまっては正しく判断ができない。
そして、ベテランだからきっと出来ているはずであろう…というのは単なる自分勝手な思い込みにすぎず、常に学びの姿勢を持つことも大切なのですよね。
最後にひとこと
この師匠と話をしていると、ある意味心が洗われる想いです。
しかも、おチャメなところもあって愛すべき存在。
ビジネススキルも去ることながら、ヒューマンスキルって心底大事だなぁと、師匠の姿を見るたびに多々学びの日々です。