こんにちは。女性管理職15年の いくみ(@nesan_blogger)です。
企業の組織にはいろいろな部署があるもの。
他部署のリーダーと交流する機会が持てるのも役立ちますが、とくに似たような業務をおこなっている関連部署と、情報交換や人材交流を図ることも大切。
ところが、業務が似ているゆえ、価値観の相違でうまくいかないこともあります。
とくに「仕事の品質」について。
今回はそんなお話です。
価値観の相違を感じた出来事
まず、なぜ「価値観の相違でうまくいかない」と感じたのか。それは、ある出来事に端を発します。
自部署の業務が逼迫しつつあり、隣の関連部署にヘルプをお願いしようと話し合いをすることに。
すると、開口一番リーダーから出てきた言葉。
『ねーさんの部署ってさー。質がイマイチだよね。うちの部署は厳しくキッチリ管理しているからこそ、高品質が保ててるんでね』
どうやら、質が下がる業務へのヘルプは出来れば避けたい、という意図のようです。
確かに、うちの部署はゆるいことが多いかもしれない。
でも、求められていることって、それぞれのプロジェクトによって違うのだから。
ゆるいとかキッチリとか一律で語るべきではないです。
仕事の品質とは、誰が決めることなのか?
我が勤務先企業は"サービス業"。クライアントさんからの要望に沿って業務をしています。
このリーダーが言う「高品質」とは、誰が決めることなのか?
それは、自分たちではなくクライアントさんです。
一つ一つのプロジェクトに、求められるクオリティがそれぞれあって、とにかくそれをしっかり遂行すること。
高いとか低いとかじゃなしに、クライアントさんの要望に応えるのがもっとも重要なのです。
リーダー氏、頭では理解しているようだけれど、相変わらず首を縦に振ってはくれません。
より高品質を追求しようとする姿勢は素晴らしいと思う。
でも、それを過度に守ろうとして、全体を見渡せなくなってはいませんか?
「うちも忙しくなるから」
結局、断られてしまいました。
満足とは、誰が決めることなのか?
似たようなことって、もしかしたらどこの企業でもあるのかもしれません。
自分たちの業務に誇りを持つのはいいことです。
でもね。
満足とは、誰が決めることなのか?
それは、自分たちではなく、私達のサービスを利用してくれるクライアントさんです。
隣のリーダーだって、必死なのは分かっています。
手伝えないというのを無理に押し通そうというつもりも無いです。
ただ、隣チームはほぼ定時退社、うちのチームは残業続き。
メンバーどおしでは「お互いに手伝うのが大切だよね」って思ってくれていても、リーダーがそういうマインドでなければどうにもなりません。
最後にひとこと
業務を進めていくうえで、
その質は誰が決めるのですか?
満足とは誰が決めるのですか?
自分たちではなく、クライアントさんなのだから。
そして、それぞれの業務を責め合うのではなく、良いところを認め合う。
ここを忘れて突っ走ってはいけないのだと思っています。