「理屈好き」な部下さん ご本人にとって、理屈って「鎧」のようなものなのかな?

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部下のAさんは理屈好き。
口癖が「ロジカルに言うとですね‥」「ロジックが通っていないんですよね‥」

この系な言い方(笑)が、とってもお気に入りのようで。
確かに言っていることは筋が通っていて
「ほほー。なるほどなるほどー」と感心することがあります。

ただ、時と場合による。

人間、感情の生き物だから、理屈だけじゃ説明できないことも多々。
そんな状況のときも、Aさんの「お説炸裂」。
話がまどろっこしいったらありゃしない。
「また始まったぜー」‥周りから引かれちゃう。

ワタシは「理屈」って苦手なので、そこまで徹底できるって、ある意味スゴイなー。
Aさん"人との調和"は、まだまだ改善が必要だけれど、まぁ、理屈好きなのも個性だからと、見守ろうとしていました。

ところが、ある日。

どうしても通したい事象があるようで、いつもの「ロジカル節」で、切々と訴えてきました。
そこまで思うのなら‥と、さらに上席に図ってみるも、残念ながら却下。

すると今度は、長文メールがびろーーーんと送られてきます。
言いたいことは分からなくはないけれど、
客観的に見ると、日頃の不平不満を並べてたてているだけのように取れます。

加えて、
「自分はこんなに大変なのに」
「自分はこんなにがんばっているのに」
「どうせ理解してもらえないんですよね」
と、書かれてある。

あーあ。このフレーズが出てきちゃったよー。
コレ言われると、返って引いちゃうのよね。
いつもの「ロジック」、どこに行っちゃったのかしらん?

そこでふと、思いました。

ご本人にとって「理屈」って、「鎧」みたいなものなのかな?
もちろん、弱いところなんてだれにだってある。
でも、必要以上にそれを覆い隠そうとしているように見える。
わざわざ重たい鎧を着て。

そんなに無理しなくても、いいのになー。
理屈もいいけど、もっと自分を楽にさー。リラックスも大事。

せっかくいいところがあるのに。
誤解されちゃって勿体無い。

とりあえず「事象」問題がクローズするときに。
鎧を置いてみたら?ってAさんに伝えてみよう。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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