部下のAさんは理屈好き。
口癖が「ロジカルに言うとですね‥」「ロジックが通っていないんですよね‥」
この系な言い方(笑)が、とってもお気に入りのようで。
確かに言っていることは筋が通っていて
「ほほー。なるほどなるほどー」と感心することがあります。
ただ、時と場合による。
人間、感情の生き物だから、理屈だけじゃ説明できないことも多々。
そんな状況のときも、Aさんの「お説炸裂」。
話がまどろっこしいったらありゃしない。
「また始まったぜー」‥周りから引かれちゃう。
ワタシは「理屈」って苦手なので、そこまで徹底できるって、ある意味スゴイなー。
Aさん"人との調和"は、まだまだ改善が必要だけれど、まぁ、理屈好きなのも個性だからと、見守ろうとしていました。
ところが、ある日。
どうしても通したい事象があるようで、いつもの「ロジカル節」で、切々と訴えてきました。
そこまで思うのなら‥と、さらに上席に図ってみるも、残念ながら却下。
すると今度は、長文メールがびろーーーんと送られてきます。
言いたいことは分からなくはないけれど、
客観的に見ると、日頃の不平不満を並べてたてているだけのように取れます。
加えて、
「自分はこんなに大変なのに」
「自分はこんなにがんばっているのに」
「どうせ理解してもらえないんですよね」
と、書かれてある。
あーあ。このフレーズが出てきちゃったよー。
コレ言われると、返って引いちゃうのよね。
いつもの「ロジック」、どこに行っちゃったのかしらん?
そこでふと、思いました。
ご本人にとって「理屈」って、「鎧」みたいなものなのかな?
もちろん、弱いところなんてだれにだってある。
でも、必要以上にそれを覆い隠そうとしているように見える。
わざわざ重たい鎧を着て。
そんなに無理しなくても、いいのになー。
理屈もいいけど、もっと自分を楽にさー。リラックスも大事。
せっかくいいところがあるのに。
誤解されちゃって勿体無い。
とりあえず「事象」問題がクローズするときに。
鎧を置いてみたら?ってAさんに伝えてみよう。