在宅勤務で遠方にいる部下さんに会いに行きました。業務上の問題が起きていて心配になったからです。
いきなり訪問してしまったけれど、顔を合わせて対話ができたのは良かったと思います。
せっかく会えたから…とアレコレ話しているうちに、ご本人のプライベートについても聴くことができました。
ちょっと不器用なところがあるけれど、仕事にも子育てにも一生懸命なんだよね。その姿に感動。
今回は、そんなお話です。
部下さんの「凛とした姿」が気になっていた
この部下さん。
何度か直接話をしたことがあります。いつも「凛」とした姿。
何を聴いても「大丈夫です」とおっしゃる。
それはそれで頼もしいですが、本当にそうなのかしら?
業務のトラブルや先輩とのミスコミュニケーションなど、かなりシンドイこともありそうだ。
なのに、淡々とこなそうとしている。
言葉は悪いですが「元気を装っている」ように感じて仕方ありません。
あらためて会って対話をしていたら、ご家族についても教えてくれました。
親として、一家の主として
彼女のご家庭はお子さん2人とお母さんの、3人家族。
「シングルマザーなのです」
そうだったのね。
親として、一家の主として支えていかねばならない。とっても大変です。
私自身もシングルマザーの経験があるので、そのご苦労は少なからず推し量れます。
頑張らなくていいよ。じゃなく、期待しているよ。と伝える
そんな話しを聴いていたら。
本音では「頑張らなくていいよ」と言いたくなったのですが、人生とは、前に進むもの。
上司として、はたまた人生の先輩として、彼女に伝えられること。
「期待しているよ」
もしかしたら、逆にプレッシャーを与えてしまうメッセージなのかもしれない。
でも、彼女もこの仕事のプロだから。
辛いと思い続けるのか、頑張ろうと思い続けるのか、それは彼女に決めてもらうしかありません。
今日の一言
「子どもたちも、私が在宅勤務になったことで、喜んでくれています。だから、長く勤めたいのです。先輩とも上手くやっていきたいし、みなさんの役に立てるようになりたい」
それは、良かった。
これからも応援するからね。
人にはそれぞれの生き方があって、それぞれに一生懸命で。あらためて感動した、そんな1日でした。