新人が辞めるか残るかは「入社初日」で決まる? 管理職21年の私が考えさせられた一冊

2026年3月13日 2026年3月15日 いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

長年管理職として組織運営に携わってきましたが、最近読んだ一冊にとても考えさせられました。

『新人社員が職場に定着する入社初日の魔法 ― 離職を防ぐオンボーディング戦略のすすめ』(瀬戸山孝之 著)です。

「オンボーディング」これまではほとんど意識していなかった

正直に言うと、私自身この本を読むまで「オンボーディング」という言葉をほとんど意識したことがありませんでした。

これまで何度も新人さんを迎えてきましたし、入社初日はきちんと歓迎することが大切だという認識はありました。

ですが振り返ると、初日は歓迎するものの、翌日、そして数日経つと忙しさに紛れてコミュニケーションが少しおざなりになってしまう…。

そんなことも正直少なくなかったように思います。

そんな自分自身の経験を重ねながら読んだとき、本書の内容はとても示唆に富むものでした。

今回はそのポイントを、管理職の視点から解説します。

新人が辞めるか残るかは「入社初日」で決まる?

本書では

「新人が辞めるか残るかは、入社初日の対応が9割」

と語られています。

年間2万人以上の新人の就業支援に携わってきた著者の経験から、職場でよくある言葉や対応が紹介されていて、現場の真の生の声がとても参考になります。

例えば

・すぐ慣れるよ
・何か質問ありますか?
・早く戦力になってね

どれも悪意のない言葉です。

むしろ励ましのつもりで言っていることが多いでしょう。

しかし新人にとっては

「早くできるようにならないといけない」
「質問するほど理解できていない」

そんなプレッシャーとして受け取られてしまうこともあるのです。

この視点には、管理職として思わずハッとさせられました。

初日だけでは足りない「3日・3週間・3カ月」

もう一つ印象的だったのが

入社後の“魔の期間”

という考え方です。

本書では

・入社初日
・3日
・3週間
・3カ月

というタイミングごとに、新人の心理状態の変化が解説されています。

初日は緊張している新人も、数日経つと

「この職場でやっていけるのだろうか」

という不安が顔を出します。

そして3週間ほど経つと仕事の全体像が見え始め、3カ月で役割や成果を求められるようになります。

このタイミングで適切な声掛けやフォローがあるかどうかが、新人の定着に大きく影響するというのです。

これを読んで私自身

「初日だけ丁寧にしても、それだけでは足りない」

ということを改めて感じました。

管理職こそ読むべき一冊

昨今はどの業界も人手不足が深刻で、採用そのものが難しい時代です。

だからこそ、せっかく入社してくれた新人に長く活躍してもらうことは、組織にとって非常に重要なテーマです。

著者とは人材業界で長く活躍されてきた方でその経験と知見の厚みは、本書の随所から伝わってきます。

新人をどう迎え入れるのか。
どんな言葉を掛けるのか。
そして、どう寄り添っていくのか。

新人を迎えるすべての組織の社員、特に管理職の方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。

現場ですぐ使える会話例やToDoも多く、
新人定着に悩む管理職の方にはかなり実践的な内容ばかり。ぜひ読んでみてください。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。 40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。 → 詳しいプロフィールはこちらメルマガ登録はこちら