ふとしたことで、悲観的な感情に陥ることって、あります。そういうときに、とっても助けてくれるのが「マインドフルネス」"今、ここ"の現実にリアルタイムかつ、客観的に気づいていること。
本書の著者である、精神科医/藤井英雄先生は、潜在意識の法則やマインドフルネス瞑想、認知行動療法、さらには東洋医学、キネシオロジーなどを活用したメンタルヘルスプログラム「心のトリセツ流幸せの作り方」を開発された方です。
その書『マインドフルネスの教科書』『1日10秒マインドフルネス』で、「マインドフルネス」について、さまざま学ぶことができました。
2018年12月の新刊『マインドフルネスと7つの言葉だけで自己肯定感が高い人になる本』では、
それを「自己肯定感を高める7つの言葉」というポイントとともに、物語形式で、さらにわかりやすく教えてもらえます。
ストーリー
登場人物は、カウンセラーの「師匠」と、自己肯定感の弱さに悩むクライアントの「ハルカ」
この2人の対話ストーリーで展開されてゆきます。(「師匠」のイラストが、藤井先生にソックリ!)
ハルカの悩みは、ともすると"損な役回り"になりがちなこと。
それを改善するためには「自己肯定感」を高めるのが良い。と、師匠があれこれとアドバイスをしてくれます。
全編通して口語調なので、とてもわかりやすい。
また、以下の「7つのアファメーション(肯定的自己宣言)」にそって、物語が進んでゆきます。
-
- 私は、今、気づいています
- 私は、今、愛に包まれています
- 私は、今、あらゆることに感謝しています
- 私は、今、自分自身を愛しています
- 私は、今、愛に満ちあふれています
- 私は、今、自由自在に生きています
私は、今、ワクワクしています - 私は、今、最高に幸せです
このフレーズを見るだけでも or 心の中で宣言するだけでも、なんだか心が穏やかになってくる。
自己肯定感
「あるがままの自分でいいと思える感覚」それが、自己肯定感。
子どもの頃から、親や周囲の人々がどのように接してくれたか?ということに起因するのかもしれませんが、
自己肯定感が弱い人は、そのつらい思いはすべて「伸びしろ」
自己肯定感が強い人は、自然に生きているだけで幸せになれるけど、さらに本書の内容を取り入れたら、もっと幸せになれる。
どちらがいいとか悪いとかじゃなしに。
それぞれの個性を活かして、さらにより良い人生を過ごしてゆければOK!なのですね。
難題を課題と捉える、そして感謝する
日々過ごしていれば。あまた難題が降り掛かってきたりするもの。
でも、それを「難事」と捉えるか、「課題」と捉えるか、って心の持ちよう。
人は大いなる存在の愛に包まれ、守られている。だから、自分の手に負えない問題は発生しない。
ー本書より引用
そして、感謝する。
そんなふうに過ごしていたら、きっと「見えなかった景色」も見えてくるのだと…師匠とハルカのやりとりを読んでいたら、あらためて気づきをもらいました。
自分自身を愛することで、真の意味で他人に気遣いができて、ワクワクできる
とにかく。
人からどう思われるとか、人が何を気にするとかでなく。
自分自身を大切にして、愛する。したら、人にも優しくなれる。
自分主体でモノゴトを考えて行動する。だから、ワクワクできる。
それで、いいのだ。
師匠にほめられたりアドバイスもらううち、次第に、ハルカに「マインドフルネス」が身についてゆき、ワクワクを実感できるようになる様子。
その気持ちの変化が、まるで自分ゴトのように嬉しくなってきます。
今日の一言
「マインドフルネス」
繰り返し、意識して取り組んでゆくことで、自然とそれが発揮できるようになれる。
そのためにも、この本をかたわらにおいておけば、鬼に金棒。
ぜひ、日々のお供に…オススメです。