著者の、パーソナルブランディング・コンサルタント/ベストセラー作家 鳥居祐一先生には、何度かコンサルをしていただきました。
当時、子どもの問題で悩んでいた私でしたが、その後、息子ともども鳥居先生に助けていただき、今の私と息子があれる、といっても過言ではありません。
鳥居先生がいつもおっしゃっている「尖って輝く」つまり、遠慮しない生き方。
なぜ、大切なことなのか。本書ではあらためて、その理由を教えてもらえるのです。
遠慮しないで、生きてゆきたくなるのです。
つい遠慮してしまう、日本人
我が国民性の特徴として、よくいわれるのが「奥ゆかしい」「人に合わせることを重んじる」
たとえば、
- 出る杭は打たれる
- 遠慮のかたまり
…などといった言い回しも、それを表しているひとつかもしれません。
時として、そんな振る舞いが必要なこともあろうかと思いますが、こと、自分の人生のこととなれば。
どんどん図々しく進んでもよいのです。
本書の言葉をお借りするならば
- 自分らしく生きることを遠慮しない
- 人生に正解を求めず、自分の信じた道を歩く
人はひとりひとりがそれぞれ異なる。だから、尊いのですよね。だから、なにかに遠慮している場合じゃないです。
9人に嫌われても1人が共感してくれれば、よし
そうして自分の道を貫いてゆくこと=遠慮しないで生きてゆけば。
「お金としあわせと自由がやってくる」
なぜならば、今のこの時代。「何を買うか?」ではなく「誰から買うか?」が重視される。
ビジネスtoビジネスでもなく、ビジネスtoコンシューマーでもなく、ビジネスtoファン、つまりBtoF。
浅く広く誰かに共感されるのではなく、10人に1人でも共感してもらえるなら、よし。
私は現在、会社員ではありますが、今後は自分でビジネスを展開してゆくことがあるかもしれない。
「ねーさんだから、オモシロイ」ってお客様に言ってもらえるような。そんな尖ったヒトであれるように。
今でも十分図々しいですが(笑)さらに磨きをかけることとしよう。
「人は人でしか磨かれない」
一方、自分だけで一生懸命尖って頑張っても。
世の中、人と人のご縁で成り立っているのだから、「影響力のある方」に付いてゆこうとするのも大切。
人生のステージを上げようとするならば、影響力のある方に引き上げてもらう「応援力」が絶対に必要です。
自分一人の力で登れる壁には限界がありますが、他人の応援があれば可能性は無限です。
ー本書第2章より引用
「影響力のある方」というのは、当然、自分よりもとっても高いところにいる。
ともすると「そんな…私なんて」と尻込みしてしまいがちだけれど、ここでも遠慮しないこと。
いつでもお会いする準備をしておいて、そして、どんどん出会いにゆく。
幸いにもご縁をいただいたら、感謝して必ず礼を尽くす。
どんなステージにいたとしても「人は人でしか磨かれない」人として生きるというのは、まさにそういうことなのですよね。
さらに自分を磨いてゆくために
尖って輝いて。そして、さらに自分を磨いてゆくために。
- ロールモデルとなる「北極星」のような人を探す
- 旅はあなたの人生を変える最高の舞台
- 自分の「オリジナリティ」は人に聞く→自分が持っているオリジナルなものは、自分にとっては「当たり前」すぎて認識しづらい。人に指摘してもらうことで、案外気づくことができる
- 「ステージ」を上げたければ、上ではなく横に移動する→新たになにかを身につけようとするのではなく、持っているものを最大限に生かす
私も少しずつ今後の「オンリー自分」の在り方を探しつつあります。この本に書かれてあるどのエッセンスも、今の自分にとって、とても刺さる。
さっそく1つずつ取り組み始めています。
「自分という情報を遠慮なくアウトプットする」
終章では、「アウトプットも遠慮しない」ということをガイドしてもらえます。ブログを書いている私にとって、このメッセージはほんとうにありがたい。
- 自分の考えを必ず取り入れた情報(しかも、良質なもの)を出し続ける、自分目線での世界観を言語化する
- 読者さんに対しては、何が何でも誠実に向き合っていかなければならない
- 情報発信者には、紹介責任が伴う
ブログを書くって、つまり、是なり。
これからも、自分を遠慮なく出して出して。かつ「真摯に尖るブロガー」を目指してゆきたい!
今日の一言
「人生は、あなたが思っているほど、長くはありません」
鳥居先生のメルマガによく書かれてあるこのフレーズに、いつもハッとさせられます。
人間、いつまでも時間が無限大にあるわけじゃない。
だからこそ、一瞬一瞬を大切にして。
じゃんじゃん遠慮せずに生きてゆくのだ。
でも、それは我を通すということではなく、いうならば、「エレガントに、遠慮しない生き方」
人生すでに60年近く経っている私ですが、本書を読んで、あらためてそんなふうに生きてゆこうと、決意しました。