こんにちは。毎年のお花見を楽しみにしている いくみ(@nesan_blogger)です。
桜って枝についている花だけではなく、木の幹から直接咲いている花を見かけます。華道を学んでいる友人から、これは「胴吹き桜(どうぶきさくら」というのだと教えてもらいました。
老木の桜が、エネルギーを振り絞って幹から花を咲かせているもの。
この姿を見て、人間も同じなのだと気づいたこと。
ご紹介します。
「胴吹き桜」とは
まずは「胴吹き桜」の由来について。
桜も老木になってくると弱ってきて、光合成をするのも力が衰えてしまう。
代わりに眠っていた芽が幹から直接花を咲かせて、少しでも多くのエネルギー確保を図るようになるそうです。
この現象が「胴吹き桜」
衰えつつあっても力を振り絞って"どっこい生きている"その姿に感銘しました。
「胴吹き桜」を見て気づいたこと
例年お花見をしていて、このような姿を見かけることはあったにせよ、あまり意に介さずにいました。
今回あらためて「胴吹き桜」の由来を知って気づいたことがあります。
それは、人間も桜と同じ"生物"だから。
老化しつつあっても「どっこい生きている」ってのが大切だということ。
自分のパワーで「枝から花を咲かせる」ってな、従来の活動が上手くできなくなってきたとしても。
「やる気の源泉」を心の中に抱いていさえすれば、いっそのこと「幹から花を咲かせる」ことも可能なんですよね。
自然から学ぶことは多い
私自身もかなり「老化」の域に入りつつな年齢に差し掛かってきています。
人生100年めいっぱい楽しもう!という目標を持ってはいるものの、ともすると、あー疲れた。あーもういいや。などと気力体力とも弱気になりがち。
書籍とかセミナーとかで学んだりして、弱気に打ち勝つことを懸命に取り組んでいますが、正直いうと自信が持てなくなることもしょっちゅう。
そんな日々のときに出会った「胴吹き桜」
ヘタレそうになっていた自分が恥ずかしくなってきました。まだまだ花を咲かせて人生を楽しまなくっちゃ。
自然から学ぶこととは、多いものです。
最後にひとこと
世の中の心配事が続いている、2020年から2022年にかけての最中でも変わらずに。
いつもどおりの凛とした姿で佇んでくれている桜の木たち。
若い木も老木も一斉に花開いて盛り上げてくれているのが、自分自身の仕事でも老若男女みんなで力合わせて頑張ろうって、モチベーションに重なって見える。
コロナ禍がいったん収束しようとしている2023年は、いつもよりさらに華やかに咲いてくれているようで、しかも例年より早目の開花となりました。
偉大な自然の営みにあらためて感謝です。