ここのところ、多忙なチームの業務ヘルプで書類チェックをおこなっています。
クライアントさんへの「品質管理活動」の一環として、日次で対応する必要のあるもの。
「エラー」というのは、無いと思って眺めると見つけられない。性善説です。
一方「性悪説」で、きっとどこかにあるだろう…と思って眺めると、なぜか浮かび上がってくる。
今回はそんなお話です。
システムチェックだけに頼らず、最後は「目視チェック」
エラーの抽出について、まずはシステムチェック(ロジカルチェック)で行いますが、
やはり、最終確認は「人力で」となります。
いわゆる「目視チェック」
書類とにらめっこをするのです。
定規をあてて、「執念」を持って眺める
私はこういうチェックのときは、必ず「定規」をあてるようにしています。
そして、「間違いよ、さっさと出てきなさいー」ってな感じで、執念を以って眺めます。
すると、脳内に「エラーが起こる場合のキーワード」が刻まれて、なぜか、そのワードが浮き上がって見えてくるのです。
点検を専門にしているチームが別にあるのですが、そこのメンバーたちはこうしたマインドが刷り込まれている、だからチェックのプロになれるのです…という話を教えてもらいました。
もともと、細やかな気質を持っていることも適性のひとつ、とのことですが、今回の私のように「臨時でチェック担当になる」場合でも、ちょっとした心がけでコツがつかめるものです。
繰り返し行うことで、鍛錬される
とはいえ、最初から上手くできたわけではなく、やはり、繰り返し行うことで鍛錬できてきます。
最初の頃はチェックモレが随所にあり、部下さんに苦笑いされちゃった。
「ねーさんてば、使えないわねー」と思われるのも悔しくて(笑)必死にやってみる。
そんな毎日を過ごしてきたら、「執念でエラーが浮かび上がる」という実感が持てるようになりました。
今日の一言
久しぶりに「実務」をやってみたら、あらたな気づきもあって新鮮。
何よりも、部下さんたちと共に汗にまみれる…ということも大切なんだよね。