現在の勤務先で管理職に就いてから、13年。
その間、ポジションもステップアップして部門責任者になりました。
私の勤務先は幸い、学歴不問・性別不問・・という企業風土なため、この責務をいただく機会に恵まれましたが、おそらく、そうでない企業もあるのかもしれません。
一方、私の出身大学は、いわゆる「偏差値」で示すならば、かなりイケテナイ。
ネットを見てみると、昨今はさらに評判も下降気味のようでして、酷評コメントがたくさん出てきます(汗)
しかし。
「大学の偏差値とキャリアは、必ずしも関連するものではない」と、自分の経験から思っています。
もう少しくわしくお伝えします。
新卒時の就活のときは、たしかに格差を感じた
私が新卒で就活していたのは、今から35年前の1984年。「男女雇用機会均等法」が施行される2年前でした。
給与の男女差が存在していましたし、加えて、「出身大学による格差」というのも感じました。
就職説明会に行くと、
「東京6大学の方」「その他の大学の方」などと、そもそも会場からして別々になっていた。
現在は、そのようなことはないのでしょうが、当時はそんな時代でした。
さらに、4大女子の受け入れ先は、短大女子のそれよりさらに狭き門。しかも「その他大学」だから、なおさら。
ま、どこかに拾ってもらえればいいや・・くらいに、あまり気にも留めませんでした。
そこに価値を見出して、好きでいる。だから一生懸命に取り組む
めでたく「拾ってもらった」最初の企業から始まって、なにより会社仕事が好きで。何社かに転職はしましたが、とにかく働き続けてきました。そして、今の会社に出会い、その後管理職となった。
「管理職になること」が必ずしも働く目的ではありませんが、仕事の幅がより、広がることは確かです。
実は、現職で仕えてきた何人かの上司からは、出身大学のことを訊ねられたことが一度もありません。
もちろん、私の履歴書を見たときには目に入ったかとは思いますが、時々雑談で大学の話になると「あら。ねーさんは、そこの出身なのねー。ところで、その大学、どこにあるの?」と、聞かれちゃったり(笑)
ひとついえることとしたら、どんなことであっても、どんな状況であっても。
そこに価値を見出して、それを好きでいる。だから一生懸命に取り組む。そしたら、認めてもらった。それだけ。
他の会社のことはよくわかりませんが、私はそうやってチャンスをもらいました。
一流とは?
いわゆる、「一流」というコトバがあるけれど、その「一流」というのは何を指すのだろう?
ブランド?偏差値?
いえいえ。
モノならば、それが輝いている。
人ならば、一生懸命生きて、人生を楽しんでいる。
どこでもいいから、なんでもいいから、咲いていれば。
それを「一流」ということで、いいのじゃないかしらん。
今日の一言
もちろん、業態や専門職度合いなどによっては、学歴が重要なケースもあろうかと思います。
ただ、私はそうした職業を選ばなかった。
だから、そんな風に言えるのかもしれません。
「こんな会社員ライフを送っているヒトもいます」・・と、何かのご参考になったら幸いです。