『アウトプット大全』 樺沢紫苑 著 アウトプットをすれば人生が変わります

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作家/精神科医 樺沢紫苑先生の新刊『アウトプット大全』
アウトプットして人生を豊かに楽しく生きよう!という、‟樺沢メソッド”の集大成。

その教えを実践して、まさに私の人生は変わりました

本書に書かれてあるとおりに行動してゆけば。どなたでも人生を変えることができる。
そんな珠玉の一冊です。

知識や情報は「仕入れる」だけではダメ

長年生きていて、知識や情報を仕入れる(インプットする)ことはそれなりにやっていました。しかし、それで終わり。
結局忘れてしまうのです。

インプットをしたら、知識をアウトプットする。実際に、知識を「使う」ことで脳は「重要な情報」ととらえ、初めて長期記憶として保存し、現実にいかすことができます。これが脳科学の法則です。
ー本書より引用

なんと合理的な根拠なのでしょう。まさに目から鱗です。
「仕入れ」(インプット)だけじゃだめなのだ。それを「売って」「利益」(アウトプット)にしないと。

だから「やったつもり」になっているだけで、実はちっとも成長していなかったのだと反省。せっかく生きているのだから日々是成長してゆきたい。

そのためのアウトプットなのです。

アウトプットの基本法則

なぜ、アウトプットが人生を変えることができるのか?
第一章では、そのしくみ、法則についてを科学的根拠を交えて詳しく解説してくれます。

キーフレーズをいくつかご紹介させていただきます。

  • インプットは「脳内世界」が変化するだけ。アウトプットして初めて「現実世界」を変えることができる。
  • インプットはただの「自己満足」。「自己成長」はアウトプットの量に比例する。
  • アウトプットとは「運動」。運動神経と筋肉を使うと大脳連合野に蓄積され、多くの神経細胞が動くことで記憶に残りやすくなる。

つまり、記憶を蓄積することで、知識というのが真に自分の血肉となり、引き出しにどんどん追加されていつでも取り出すことができるようになる。だから自己成長して人生を変えてゆけるのですよね。

アウトプットの基本動作は「話す」「書く」

具体的なアウトプットの方法は「話す」と「書く」。
第二章では、「話す」について、第三章では「書く」についてを、項目毎にくわしくガイドしてくれます。

  • 話す/伝える、挨拶する、質問する、プレゼンする、ほめる・叱る・謝る…など。
  • 書く/文章を書く、気付きをメモする、TO DOリストを書く、ノートにとる、プレゼンスライド・企画書を作る、要約する…など。

どれも身近ですぐに取り組めることばかり。
アウトプットの方法、どうすればいいかな?と悩んだときは、この箇所をいつでも見返すことができてありがたい。

インプットとアウトプットの黄金比率とフィードバック

インプットしてアウトプットしてインプットしてアウトプットして…これを「螺旋階段」のように続けてゆくことが大切。

しかも、その”黄金比率”はなんと、インプット3/アウトプット7。
それまでの自分の比率なんてインプット8/アウトプット2がせいぜいでした。

これを劇的に変えるのは、もう、ひたすらアウトプットするしかありません。
仕事柄、話すことは日常で行っているので、とにかく書く、書く、書く。ひたすら書くことに徹しました。

また、ただアウトプットするだけでなく、「フィードバック」を行うことも肝要。
そのための具体的な方法は以下の4点だと樺沢先生は教えてくれます。

  1. 短所克服と長所伸展…アウトプットの結果を見直し、反省、改善、方向修正にとりくむ
  2. 広げると深める…最初は浅く広く→その後は関心・興味のあることを深く掘り下げる
  3. 「なぜ?」を解決する…インプット⇔アウトプットの過程で発生する「なぜ」に気づき解決する
  4. 人に教えてもらう…自分よりも知識や経験の多い人からアウトプットに対しての適切なアドバイスをもらう

「ひたすら書く」そして「フィードバック」
これを実現できるベストの手段が、私にとっては自分のメディア、ブログだったのです。

なぜ、私の人生は変わったか

冒頭に書いたとおり、樺沢先生から教えていただいたアウトプットを徹底的に行い、私の人生は大きく変わりました。

まさにこの本に書かれてあることを片っ端から実行、全部戦略です。
そのためにブログを書くことを始めたのが今から一年前、2017年7月22日。

そして、とにかく書く、書く、書く。
すると。

  • 記事を読んだ読者さんが共感してくださり、行動を起こしてもらえた。
  • 感想や気付いたことをフィードバックしてもらえる。それがまた、次の記事の糧となる。
  • ブログを通じて、これまで出会うことのできなかった素敵な師匠や仲間と出会うことができた。

こんな出来事、50数年の人生で初めてです。なんとありがたいことなのでしょう。

だから、毎日が楽しい。
そして、これからも「長生きして情報発信をして世の中の役に立ちたい」という夢を描くことができました。

まさに、本書の第4章、第5章に書かれてあることをやってみたから。

もちろん、ブログ以外の方法も色々ある。自分に合った行い方で取り組むことで良いのです。

今後の私の目標としては、アウトプットの発展型である「教える」ということにぜひチャレンジしてゆこうと思っています。

まとめ

以上、私の経験を交えて、本書での気付きとともに「アウトプットで人生が変わる」ということをお伝えさせていただきました。

最後に、「はじめに」で書かれてあることが、まさに樺沢先生のおっしゃりたいことを一言で表していると思えましたので、ご紹介をさせていただきます。

人生を変えるのは、アウトプットだけ

「アウトプット大全」に書かれてあることを実践すればどなたでも。
豊かで楽しい人生を送れるようになります。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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