人生60年を目前にして、私は悩んでいました。
家族のことや仕事のこと…色々な試練が起きるものです。どうしていいか分からない。
そんな閉塞から救ってもらったのが、作家/精神科医 樺沢紫苑先生からの教え。
「インプット⇆アウトプットして自己成長をしよう」
2018年8月に出版された『アウトプット大全』に続き、2019年8月新刊の『インプット大全』
ココに書かれてあることをおこなえば、悩みは全て解決できると言っても過言ではありません。
日々見るもの聞くもの様々インプットして、ブログでアウトプットをしていたら、いつの間にか悩みは消え去り"輝ける未来"を描くことができた。
『インプット大全』を読んで、あらためて腹落ちしました。
さっそくご紹介します。
学び効率が「最大化」する
前書『アウトプット大全』のサブタイトルは「学びを結果に変える」
アウトプットをすれば人生が変わる。まさにその通りの私の経験を書きました。
一方『インプット大全』のサブタイトルは「学び効率が最大化する」
具体的に「最大化」とは、どんなことなのだろう?
本書の各章で、そのことを詳しく解説してくれています。
記憶に留めなければ、インプットの意味がない
生きていると日々流れてくる様々な情報。私たちは目や耳で、それらのものを受容しています。
しかし、ただ受容するだけでは真のインプットではない。「記憶に留めて取り出す(アウトプットする)ことができる」ものでなければ、無駄に五感を使っているだけ…とも言える。
だから。
意識してインプットの質を高める。第1章では、そのために必要なポイントを「インプットの基本法則」として示してくれます。
- 「質」より「量」を重視
- 「目標設定」とセットにしてインプットする
- アウトプット前提のインプット(略称:AZ)
…etc.
人生には限りがある。脳内に置いておけるものにも限りがある。
ゆえに「最大化」が肝要なのですよね。
では、インプットを最大化できる方法は?
第2章以降では、具体的に「インプットの手段(読む、聴く、見る、学ぶ)」ごとに、「最大化」のポイントを教えてくれます。
とくに私にとって刺さったことと自分の実践について。以下の3つを挙げます。
AZで行こう
「アウトプット前提(AZ)」だとなぜ、脳内に刻まれるのか?
心理的プレッシャーがかかり緊張状態に陥ると、脳内物質ノルアドレナリンが分泌される。それによって、集中力が高まり、記憶力、思考力、判断力が高まります。
ー本書より引用
アウトプットしなくっちゃ、と思うと確かに緊張状態になります。
でも「嬉しいプレッシャー」と捉えれば良いのです。だからこそ、インプットを楽しめる。そうやって私も日々ブログを書いています。
ニュートラルに読む
情報を脳内に仕入れようとするとき。ついつい自分の経験や価値観などの「先入観」が先立って、バイアスがかかってしまいがちです。
本を読むだけでなく、インプットしようとするときに。
この「バイアス」を如何に排除するか?心の鍛錬が必要です。
そうしなければ、いつまでたっても自分の物差しでしか物事を見られなくなります。
ニュートラルに徹する。情報発信でも仕事でも、このスタンスで臨めば、大概上手くいくものだと実感しています。
人と会う
理屈で色々と理解できたとしても。
最後は「人と人のコミュニケーション」がインプットの鍵なのだと思います。
人と会うためには、自ら会いに行かなければその機会はありません。
「100人と1回」より「10人と10回」
人と会うことは、自己成長の加速装置であり、究極のインプット術です。
ー本書より引用
会社員人生を長年送ってきた私は、悩みの闇に直面するまでは、その周辺の人々としか対話してきませんでした。
しかし、その後の変化により、学びの軸を中心としたかけがえのない仲間と出会い、コミュニケーションが図れるようになった。
まさに「10人と10回」の賜物です。
それぞれのトピックが見開き1ページで完結していて、最後にはワンポイントメッセージも書いてあり、どこから読み始めてもOKなのも、本書の醍醐味です。
インターネットの活用
一方、昨今では、インプットの重要な情報源として、インターネットは欠かせません。
その創成期から様々なネット媒体を利用されてきた、樺沢先生ならではの「有効活用法」についても書かれてあるのがありがたい。
検索のコツや、SNSでのフォロー、必要な情報のストック法など、どれも役立つものばかり。
"情報通ではなく、知識人を目指そう"というメッセージが、ネット活用の真贋についてを物語っています。
インプット⇆アウトプットで、輝く未来が待っている
冒頭にも書きましたとおり、今から3年ほど前のことですが、私は人生の壁にぶち当たっていました。
しかし、悩んでいても何も始まらない。
樺沢先生の学びに出会い、とにかくインプット⇆アウトプットしてみよう。
そして、ブログを書き始めました。
今日は何を記事にしようか。そのために、どんな情報を仕入れようか。
満員電車に乗っていても、歩いていても、勤務先のエレベータに乗っていても、仕事をしていても、ランチに行っても、晩ご飯を作っていても…全てがブログネタです。
毎日毎日続けていくうちに不思議なことに、そんなふうに脳内がプログラムされてゆくのです。
すると。
いつの間にか悩みは解決していた。ブログを読んでくれた方々から「ありがとう」と言ってもらう機会も得られた。
なんと嬉しいことなのでしょう。
しかも、これからの人生残り数十年に向けて、新たなビジョンを描くことができました。
『企業の管理職として、できる限り長く社会に貢献する。
それとともに、ブログで個人での情報発信をして、背中にいる人たちの役に立つ』
インプット⇆アウトプットを繰り返したからこそ見えてきたのです。
今の私にとっては「輝く未来」とも言えます。
今日の一言
かつての私と同じように人生の悩みを抱えている方へ。
この書に書かれてあることをおこなえば、きっと解決ができます。
『アウトプット大全』をまだ読んでいなければ、順番はどっちが先でも構わないので、合わせて読むことをオススメします。