こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
我が勤務先が現在のビルに引っ越して以降、新たに経験したことがあります。
それは”弁当男子”との、電子レンジ争奪戦。
仕事の本質のことじゃなくてすみませんが、なんだかとても新鮮で思うところもあってぜひお伝えしたく、解説します。
共用スペースの設置がもたらしてくれた変化
引っ越しをしたのは2025年の8月でしたが、以前のオフィスに比べて大きく変わったところが「部署の垣根を超えてフリーな場所で仕事をし合う」というもの。
特にフロアの真ん中あたりに大きな共用ペースが設置されていて、ランチタイムになると、そこがみんなの憩いの場に早変わりです。
自部署は業務特性上固定デスクがあるレイアウトになっていて、私自身も昼食はデスクで食べているのですが、朝コンビニで調達してきたものを温めるために、この「共用スペース」にある電子レンジを利用しています。
すると。
「弁当男子」がひっきりなしに、電子レンジを使っていることとバッティングしてしまうことが多くって、待っている間につい、彼らのお弁当をチラ見。
実にバラエティに富んだラインナップなのです。
保存容器にご飯やおかずをいくつか分散して詰めてあったり、カレーやお味噌汁があったり。大抵は若手メンバー、おそらく、新卒入社の方かその年代に近い人たちです。

弁当男子同士の、楽しそうなランチタイム
そして、その弁当男子同士がテーブルを囲んで食事をしながら談笑をしている様子も微笑ましい。
女子よりもむしろ、男子率の方が高かったりします。
この経験をして、あらためて時代の変化を実感。
以前はこんな光景を見ること、ほぼなかったです。
「男子、厨房に入らず」ということわざがあったり、
古い話ですみませんが「私(女性)作る人、僕(男性)食べる人」ってなインスタントラーメンのCMがあって、ジェンダーフリーの観点からすぐさま放送禁止となった…という出来事があったり、食作りに関しての、男女役割のことって何かと話題になることも多いものですが
若手世代を中心に「弁当男子」が増えているということ、そんな彼らと「年配女子」(笑)な私が電子レンジ争奪戦を繰り広げていることも、また、なんだか楽しいなぁって思えるのです。
お互いに共有できることや尊重できること

もしかしたら彼らはより「ジェンダーフリー」をニュートラルに実現しつつあるのかもしれません。
男性と女性で、それぞれの特徴や気質や色々と違いはあるでしょうが、お互いに共有できることは垣根を立てずに、お互いにそれぞれだけができることは尊重しつつ、力を合わせていけばいいのですよね。
ある意味、これも職場革命とも言える。
様々なことが混沌としつつある令和の時代にこんな”多様性”もいいなぁと、弁当男子の姿を見てあらためて心和む思いでした。



