新規事業の立役者が辞める日 採算性の判断と人財喪失のジレンマ

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

一年前くらいかけて他部署と協力してきて、ようやく立ち上げた新規プロジェクトがあります。その1番の立役者でもあった、他部署の担当者が退職することになりました。

理由は「事業の閉鎖」

解説します。

仲間の退職決意

この担当者、仮にAさんと呼びます。

もともとその部署は"既存のビジネスに囚われず、様々な切り口から新規事業を展開していく"ことを目的として、数年前に設立されました。

実は、前部署の時から何かと協業する機会が多く、私にとっては馴染み深い仲間たちでもあります。

新規事業ですから、なかなか採算ベースに乗らない苦労もあったようだけれど、それでもチャレンジし続ける姿は本当に頼もしい!

ですが、残念ながらその"採算性の今後の展望"から、事業閉鎖の決定に至ったようです。

Aさんに、これからどちらの部署でお仕事されるのですか?とお聞きしたところ

「退職を決意しました。」

と返事がきて、やるせない思いでいっぱいになりました。

事業の閉鎖がもたらすもの

事業の閉鎖。私にも経験があります。

大分以前のことですが、当時私が責任者をやっていた部署は業績良好で、ネガティブな要素なぞ、ほぼありません。

だのに、経営陣のうちの1人が、何をどう解釈したのか訳分からず、とにかく「今後の展開にあまり期待ができない」と決めつけて、泣く泣く愛する我が部署を畳まざるを得なくなったのです。

あのときの悔しさや辛さ、今こうして思い出しても胸がきゅーーっと締め付けられます…

会社ですから当然、決定されたことには抗えません。
あまりの衝撃に、私も「いっそのこと、転職してしまおうか」と何度か思ったものです。

結局は辞めずに今に至りますが、事業の閉鎖…経営判断ですから仕方ないですけれど、部署の当事者にとっては、本当に辛さMAX。

もちろん、それまでにたくさん頑張ってきたはずだから、尚更です。

人財喪失への危機意識は?

Aさんも、今回の新規プロジェクトのために粉骨砕身してくれて、そんな素晴らしい社員が去っていかざるを得ないって、悲しすぎる。

判断する側がどこまで、人財の喪失への危機意識を持てているかは不明ですが、本当に残念でなりません。

もちろん、その辺りも経営側は十分に考えた上でのことなのでしょう。
とはいえ、実際に去っていく仲間がいます。

せめて、Aさんが新天地で元気に活躍されることを願うばかり。

そして立ち上げたばかりの新規プロジェクトは、早々に終了することになり、虚しさひとしおです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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