その「頑張って」が逆効果に 部下のやる気を引き出す具体的承認の技術

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

部下さんが思うように成果を出せていないとき、つい言ってしまいがちなのが、「頑張って」

でも、実はこの言葉、部下さんを励ますどころか、逆に追い詰めてしまうことがあるんですよね。

具体的承認で部下の成長を促す実践的なコミュニケーション術とは?
解説します。

「頑張って」は抽象的すぎる言葉

「頑張って」

一見、優しい励ましに思えるこの言葉。

でもね。部下さんは、こう思うかもしれません。

「今でも精一杯やってるつもりなのに…」
「これ以上、何を頑張ればいいんだろう?」
「頑張りが足りないって、否定されてる?」

何が問題かというと、抽象的すぎるということ。

「頑張る」って、具体的に何をすることなのか。どこをどう改善すればいいのか。部下さんには何も伝わらないまま、ただプレッシャーだけが積み重なっていくのです。

さらに言えば、成果が出ていない部下さんは、すでに焦っていたり、自信を失っていたりすることがほとんど。そこに「もっと頑張れ」は、追い打ちをかけるだけになってしまいます。

大切なのは、具体的な承認

では、どんな言葉をかけるとよいでしょうか?

それは、「ここ、前より良くなってるね」という、具体的な承認。

この言葉にはいくつもの効果があります。例えば

上司がちゃんと見てくれている、という安心感:
「ここ」と具体的に指摘することで、「この上司は、自分の仕事をちゃんと見てくれているんだ」と部下さんは感じます。漠然とした励ましではなく、具体的な観察があるからこそ、信頼関係が生まれるのです。

小さな進歩への気づき:
成果が出ていないとき、部下さんは「何も変わっていない」「自分はダメだ」と思いがち。でも、実際には小さな変化や成長があるはず。それを上司が言葉にすることで、「あ、進んでるんだ」と前向きになれます。

言い換えると、

“努力”を促すより、”変化”に注目する、ということ。

部下さんが次へと動きたくなる言葉を丁寧に選ぶのが大切なんですよね。

言葉選びに悩んだときは

ついつい「頑張って」と言ってしまいそうなこと、私自身もしょっちゅうありがち。

努力を促すより変化に注目する。

このことを忘れずに、そして、もし言葉選びに悩んだら。逆に自分が言われたら嬉しい、と思えるのをチョイスすればよいのです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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