管理職21年のベテランが実践した、心配性な部下さんとの向き合い方

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

我が部署で”もっとも心配性な部下さん”がいます。

つい先日、彼女と一緒に外出の機会があって、道々いろいろと話をすることができました。

なかでも、この記事を書いている2ヶ月ほど前に我がオフィスが引越しをしていて、当初不安なことも多かったようですが「安心できました」と言ってもらえて嬉しさひとしお。

解説します。

なぜ、オフィス引越しと「安心」が関係するのか?

少々ややこしい状況があって、お分かりづらくてすみません。

うちの部署の業務特性上、管轄する行政当局からは「執務室は他部署とは独立した個室であることが望ましい」と言われていました。

個人情報を多く取り扱っていることがその趣旨でもありますが、昨今のオフィスビルレイアウト事情から、なかなか「個室を設定する」ということが困難になってきています。

なぜならば、各部署がそれぞれに個室を構えるとなると、かなりの面積が必要になりますし、弊社も基本は部署の垣根なく”完全フリースデスク”を前提としているからです。

現在のビルに移転が決まって以降に、社内の関係者とこうした事情を踏まえて相談しつつ、「個室にはできないが、ある区画を占有して他部署とはローパーテーションなどで区切る」ということで、なんとか折り合いをつけました。

”個室”ではない状況への不安

なのですが。

冒頭でご紹介した”もっとも心配性な部下さん”、この状況を理解してくれてはいても、どうしても不安で仕方がなかったようです。

特に以前のビルでは個室だったことから勝手がかなり違って、例えば、隣の部署の話し声が聞こえる(それはすなわち、うちの部署の話し声も隣に聞こえている)、通路から各自のパソコンを覗き見ることができてしまう…などといった点。

でも、それ自体は業務の本質と関わることではなくて、自部署だけの勝手な言い分でもなくて、ある意味お互い様でもあるのです。

「できる限りのことはするけれど、こうした新しい環境に慣れてね。」

なんとかこの部下さんにもさらなる理解をお願いしていました。

そして、2ヶ月が経って。

たまたま行政当局の監査があって「問題なし」との助言をもらってからか、彼女の安心につながったようです。

新しい環境への安堵感をもらって、上司としてもあらためて安堵

「新しいビルって、いいですね。快適に過ごせて安心できました。」

きっとこの間ご本人の中にも葛藤があったのだろうけれど、心落ち着けられたのならよかった。あらためて私自身も安堵しました。

私はかなりポジティブ思考なので「引越しして個室じゃなくなってもオッケーでしょ」と、つい押し切ってしまいそうでしたが、そこは心の中に仕舞っておいて、部下さんの個性に合わせての気持ちを汲む。

もちろん、ご本人にも折り合いをつけてもらうべき点もあるけれど、上司としても色々な調整に努めた上で、納得できる状況に繋げていくこと。

「いいですね」「安心できました」

との言葉をもらって、あらためて心しています。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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