この記事では、テレワークでのブレスト(ブレインストーミング)について、実際に私が経験してみてスムーズにできたことについて、そのポイントやツールをご紹介します。
こんにちは。女性管理職15年の いくみ(@nesan_blogger)です。
2020年のパンデミック。日本国内の緊急事態宣言が解除した後も、テレワークとオフィスワークが混在している状況が続いている。
今までリアルのみでおこなってきたブレストを、初めてリアルとオンライン双方で開催することとなりました。
上手くいくのだろうか?不安もありましたが、主催してくれたリーダーの力量にも助けられて、無事完了。
どう進めたのかについて、具体的にお伝えします。
ブレインストーミングとは
まず、ブレスト(ブレインストーミング)とは?について、自分の再理解も深めてご紹介します。
ブレインストーミングとは、集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法である。(中略)議題は予め周知しておく方法と、先入観を与えないようにその場で資料を配布する方法もある。ブレインストーミングの過程では、次の4原則(ルール)を守ることとされている。
判断・結論を出さない(結論厳禁)/粗野な考えを歓迎する(自由奔放)/量を重視する(質より量)/アイディアを結合し発展させる(結合改善)
ーWikipediaより引用
簡単にまとめると、参加者相互で自由に意見出しして、考え方やあり方のヒントにしていく…というもの。
本来ならば、同じ場に居てその空気感も奏功しつつ進めていくのものですが、テレワーク参加者がメインでどう進めていけばいいのだろう。
実際にポイントとしたこととツールについてを次にご紹介します。
テレワークメインでのブレスト ポイントとツールについて
ポイント
ポイントとした点は以下です。
- 「何を」「どう」意見出しをして欲しいのか、事前資料を配布しておく
- 話し合いの時間は1時間、長くても1時間30分(リアルだともう少し長くてもよいが、オンラインはこのくらいが集中力の限度)
- 同じ場に居ないとお互いの発言タイミングが被ってしまいガチなので、司会者が指名して、全員が満遍なく発言できるようにする
- オンラインの場合でもなるべく「顔出し参加」することで親密度が保てる
色々テクニカルな注意点もあるかもしれませんが、とにかく自由におしゃべりしてその場を楽しむこと。
リアルとオンラインそれぞれの参加者がいても、シンプルにみんなが自由に発言できるよう、司会者が工夫すればよいです。
ツール
次にツールについて。
リアル開催のブレストの際によく使われるのが、ポストイットセッション。意見をポストイット(付箋紙)にラフに書きなぐって、次々に模造紙に貼っていくというもの。
これはテレワークメインの場合使えませんので、ちょっとベタな方法ではありますが、パワーポイントに色分けした四角の図形をどんどん足していく。出た意見を司会者または参加者以外の書記担当者が入力していくとよいです。
画面を直に撮影したので少し見辛くて申し訳ありませんが、こんなイメージです。
模造紙だと、なかなか後々に共有するのが難しいものですが、パワーポイントだと共有がし易いというメリットもあります。
あとは、オンラインミーティングアプリ(例えば、zoomやTeamsなど)には録画機能があるので、止むを得ず欠席することとなっても、仲間たちのディスカッションの様子を視聴ができるので便利です。
リアルの場だとなかなか積極的に発言できない人も居ますが、オンラインだと順番で回ってくるから返って発言しやすいこともある。
画面を通じてでも、参加者みんなのワクワクとした様子を見られることが嬉しいものです。
最後にひとこと
これまで、オフィスの場にいておこなうことが当たり前だったこと。日々の業務だけでなく、メンバー同士の意見交換や交流も、テレワーク推進でどう在り方を変えていくかが課題であると考えます。
オンライン飲み会などは随所で活用されていますが、オンラインブレストというのは私も初めて。
ポイントとツールを踏まえてなんとかスムーズに終えられました。同様の状況があった際にご参考になれば幸いです。