こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「会社員をやりながら、書籍や雑誌記事、ブログの執筆をどう時間作っているんですか?」
そんな質問をいただくことが増えました。
フルタイムで働きながら情報発信を続けるって、確かに時間の捻出が課題ですよね。私自身も決して時間に余裕があるわけではありませんが、ある「意外な場所」を執筆時間に変えることで、この両立を実現しているのです。
解説します。
会社員の「仕事以外の時間捻出」の悩み
日々の業務に追われる中で、仕事以外の時間捻出とは本当に悩ましいものです。
私の場合”書くこと”をライフワークとしていて、
「書きたいことはあるのに、時間がない」
「休日にまとめて書こうと思っても、疲れて結局何もできない」
でも、ちょっと視点を変えるだけで、実は日常には「使える時間」が隠れている。具体的には「通勤時間を執筆時間に変える」という方法です。
往復2時間30分の通勤時間が私の「執筆室」
実際に、通勤時間に往復2時間30分ほどかかります。長い、と思われるかもしれません。確かに長い。
でも、この時間こそが、私にとっての「執筆時間」なのです。
具体的には、スマホでブログ等の下書きをしたり、閃いたアイデアをメモに書き留める、記事の構成を考える、読書をする…つまり「執筆の下準備」に充てています。
しかも、ほとんどが満員電車で立っている状態。
座れることなんて、まずありません。
「え、立ちながら?」と驚かれるかもしれませんが、実はこの環境が、私にとっては最高に集中できる場所になっているのです。
満員電車だからこそ、集中できる
もうこの通勤時間を40年近く過ごしてきて、ある意味当たり前になっている。
混雑の中、立って過ごしていることで、かえって集中力が増すのです。
不思議ですよね。でも、これ本当なんです。
周りの雑音や人の気配が、むしろ「雑念を遮断してくれる壁」のような役割を果たしてくれる。意識を集中させて、今書くべきこと、伝えたいことに没頭できる。
この感覚は、静かな書斎で執筆するのとは全く違う、私ならではの集中モードなのです。
コロナ禍の在宅勤務で気づいた「私の執筆スタイル」
実は、この「通勤時間執筆法」がより大切だと気づいたのは、コロナ禍の在宅勤務がきっかけでした。
数年前、ほとんど毎日在宅勤務になった時期がありました。
通勤時間がなくなって、時間に余裕ができる…そう思っていたのですが。なんと、執筆も読書も全然捗らなかったのです。
「あれ?時間はあるはずなのに、なぜ書けないんだろう」自宅だと、ともすると仕事と私生活の境界も曖昧になってしまう。そして何より、あの「私ならではの2時間30分の過ごし方」ができなくなったことが、想像以上に大きかった。
その時に、あらためて実感したのです。
私にとって通勤時間は、単なる「移動時間」ではなく、大切な「執筆時間」だったのだと。
日常の中にある「使える時間」を探す
満員電車で立って、しかもそこで執筆や下書きをしているって、あらためて「すごいですね」と言ってもらえることがあります。
でも、この時間は毎日の繰り返しで、そして集中することが習慣化しているので、これが私のルーティンなのだとあらためて実感です。
特別なことではなく、目の前にある時間を、自分なりに活用しているだけ。
そして、帰宅した後にこれらの下書きをあらためてパソコンで仕上げていきます。
もちろん、私の方法がすべての人に合うわけではありません。大切なのは「自分なりの時間を見つけること」
通勤時間かもしれないし、お昼休みかもしれない。早朝の30分かもしれないし、寝る前の15分かもしれない。
「まとまった時間がないと取り組めない」という思い込みを一度手放して、日常の中にある「使える時間」を探してみてください。
そのうえで習慣化すること。
毎日同じ時間に、同じ行動をすることで、脳が自然と「集中モード」に切り替わるようになります。
最後にひとこと
会社員とそれ以外のライフワークの両立は、確かに簡単ではありません。
私の場合は満員電車の通勤時間が「執筆室」になりましたが、あなたにもきっと、あなたなりの「ライフワークに費やす時間」が見つかるはずです。
完璧を求めず、できる範囲で。
そして、それを続けること。
その積み重ねが、いつか大きな成果につながっていきます。
あなたのライフワーク、応援しています。